大災害に見舞われた人類の辿る先
伊藤計劃「虐殺器官」「ハーモニー」、多和田葉子「献灯使」のように、ユートピアなのかディストピアなのかそういう話が好き。
映画を見ている間、ずっと心の琴線に触れてい…
SF映画では珍しく静かで落ち着いた、美しい映画。
冒頭のポップなダンスバトルとは打って変わって、心にじんわりと染みるような優しい作品だった。
家族についてあまり細かい描写がないのが、逆に色々と考え…
「小津安二郎監督がSF映画を撮ったような味わい」とレビューされているように、かなり情緒的で静謐でミニマルな映画。
作品の「解」を求めるのも野暮かと思えるほど、映像と音楽と纏っている空気感が美しい。
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良!!
OPのダンスバトルから良作な予感がしてたけど予想的中。すっごく自分好みの作品でした!
ヤンのあの眼差しから言葉の選び方までなにもかもが優しさに溢れてて「グァグァ」「メイメイ」って呼び合うヤン…
大好き。
音も音楽もテーマも映像も、とても美しかった。不思議とひとりの人生のドキュメンタリーを観ている気持ちだった。なんでもない日常の切り取り方や視点がとてつもなく優しくて愛おしい。
コリン・フ…
人型ロボットが普通に家族の一員となって暮らす近未来が舞台。故障した中古AIロボットのヤンを何とか修理しようとする過程で、ヤンの映像記録を見つけて、ヤンの過去を知るという話。
静かに淡々と世界や人間…
家庭用AIロボットのヤンの故障をきっかけに、彼の知られざる過去が明らかになり、静かに家族を喪う悲しみと死を受け入れていく過程を描く。
特筆すべきは、ヤンのメモリに残されていた、家族と過ごした日々の数…
観終わった数日、ふと考えてしまうくらい印象的だった。
ありきたりになり得そうなテーマが、フラットな空気感で美しく描かれていて、違和感に直接的に触れないのがよかった。
話す人を正面からシンメトリー…
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