オールタイムベスト級の作品でした。
農業での作業風景や食事などの生活の断片から始まる、会話がない冒頭の約10分で完全に心掴まれしまった。会話なく淡々と作業をこなしたり、手洗いソープが入った容器をた…
東京国際映画祭にて。
日々変わり行く世界の片隅に、いつまでも変わらない事を望む叔父と姪の2人がいる。。。
14歳で親を亡くし、酪農家の叔父に引き取られたクリスは、獣医の夢を諦め、身体の不自由な叔…
不器用で真面目で頑なで
自分に嘘がつけなくて
はたから見ると不憫で窮屈な生き方に見える
クリスのした選択は叔父さんのためではなく自分のためだと思った
そんな生き方に驚いたとともに私はとてもとても…
キャストにハエがいた。
画面全体が田舎の物悲しさを感じる色調に支配されていて、開放感がなく、閉じた静けさを感じた。そのトーンがクリスの内面と重なるようで、変化を起こすことを恐れているように感じた。…
小津安二郎LOVEなデンマークの監督の作品。
ひたすら静かに穏やかに淡々と繰り返される毎日のルーティン。テレビから流れてくるニュースの音声からは、世界の動きの目まぐるしさが伝わってくるんだけど、見…
閉塞的な環境下に於ける愛は、生きる理由になると共に人間を縛りつけてしまう。
クリスと叔父さんの共依存ともいえる関係性が果たして幸せなのか。おそらく明確な答えは無い。客観視している僕には二人の過ごし…
クリスの視線と声色で表現されているのが良かった。実際の叔父と姪というのが驚き、だからこその表情があったのかも。
叔父さんの姿を見るたびに自分の祖父母を思い出して、こうなる時に自分はどれだけ会えて支え…
デンマークの農村で叔父と共に暮らす姪、クリス。彼女の地続きの日常の中に起きた、ほんの少しの変化を切り取った作品。
彩度が低いためか、映像越しに少し湿った空気感が伝わってくるようで好みだった。
一見…
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