この世界に残されての作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『この世界に残されて』に投稿された感想・評価

3.7
時代の犠牲になった人間の残された生への葛藤は計り知れない。いまなお続く偏見と差別から生まれた戦争、ジェノサイドは止まることを知らない。そして取り残された者たちは行き場を失いながらも生きてゆく。
4.0

かつて、ある場所である活動をしていたときに(怪しいものではなく、世間一般では健全なものとされている。という意味においては不健全かもしれない)、7歳くらいの女の子から言い寄られたことがある。

そのと…

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4.0

バルナバーシュ・トート監督作。

第二次世界大戦終結直後の東欧ハンガリーを舞台に描く人間ドラマで、ホロコーストを生き延びたユダヤ人少女と中年医師の心の触れ合いを描きます。

二次大戦終戦後の1948…

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ま
-
本当に素晴らしい映画だった
周りからは分からない傷を丁寧に触れても触れなくてもよくて、今をただ大事な人と生きていけたらそれでいいんじゃないか
戦後ホロコーストの爪痕が残るハンガリー。生還するも天涯孤独の身の上になった人々。共に家族を失った年の離れた男女。互いの存在によりトラウマを乗り越え立ち直って行く。ささやかな幸せは続くのか。
Aoyoao
4.2

スターリン率いるソ連が権力を支配する1948年のハンガリーを舞台に、
ホロコーストで家族を失った16才の少クララと、42才の医師・アルドの孤独の共鳴を描いた、バルナバーシュ・トート監督作品。

家族…

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psy
4.0
舞台は、第二次世界大戦後のハンガリー。ホロコーストを生き延びた16歳の女の子と婦人科医の人間愛を描いた作品。
丁寧な作品で、多くを語らず、視聴者の解釈に任せている。
ラストは、二人が対照的。
3.7

ホロコーストを生き延びた人たちの話。

大切な人を失った人が大半で、癒えることのない傷をきっと生涯を通して抱えてあの時代を生き抜いた強い人たちがいてて、今がある

クララとアルドの関係はギリギリのと…

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「あの頃はフリードリヒがいた」を思い出したかも ホロコースト後の人たちの心境を考えることができてよかった

プチケーキがシルベーヌのデカい版みたいで猛烈に食べたかった
chi
3.3

戦争が終わっても、平和になっても失ったものはかえってこない。
その喪失感は何も知らない若造の私がどう捻り出したって理解も言語化もできるわけが無い。

ただ、同じ境遇で同じ傷を抱えた人同士でしか分かり…

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