さよなら、アドルフの作品情報・感想・評価・動画配信

「さよなら、アドルフ」に投稿された感想・評価

Kororin68

Kororin68の感想・評価

2.9
重い重い戦争映画。
戦場は出てこない、戦後のドイツ。
セリフ少なめなのが、かえって痛々しくもあり、でも、もっと正直に語り合える国民性なら、あんな淡々と絶滅を行うこともなかったんじゃないか、とも思えてならない。

このレビューはネタバレを含みます

第2次世界大戦の終戦直後 ナチス親衛隊高官の父と母がいなくなって14歳の少女が小さい妹弟と おばぁちゃん家に行く。

ユダヤ人やなくドイツ人側の視点。

むっちゃ過酷や。
道中も心情も。
yukko

yukkoの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

なんちゅー時代や…

なんの情報も無しで観たので、エグられた。
ロードムービーなのね。

それにしても、過酷。

14歳が母親役をしなきゃいけないなんて…まだ子供じゃんか😢
劣悪な状況、食べ物も約束されず野宿で、着の身着のまま。
それでも身なりを整え、お風呂(といっても川で行水なんだけど💧)も欠かさず。
ちゃんとした家庭で躾厳しく育てられたハズなのに…だからお婆ちゃんの一言が地雷だったのね😥 お婆ちゃん、あんた何も知らないやんけ…

おびただしい脚のアザ、荒れた肌や唇が、旅のひもじさを物語る。

おとなの汚い所を、主亡き国の悲惨さを、イヤという程見せつけられた少女の心の壊れっぷりが見どころなのかもな。

それにしても、暗い。音楽も、風景も。
セリフで語らず目で訴えてた。故に刺さったよ。
mieko

miekoの感想・評価

4.1
2022年140作品目

大量虐殺の写真をみんな
アメリカ人が作った嘘だと思っていた。
戦争って本当に恐ろしいです。

戦争がテーマの映画を見ると
ウクライナとロシアの事とリアルに重なってしまい本当に苦しい
親衛隊の幹部の娘が、戦後、兄弟5人で祖母のいるハンブルクを目指す、という話なのだが、主人公の長女ローレは幾つなんだろう?と思ったら、14歳の設定との事。
しかし演じている女優さんは19歳。道理で色っぽいと思った。

父親が収監されるのは分かるが、その妻まで出頭要請があったって話は本当なのかな?
この母親の事がよく分からない。
あれは、当面のお金を用立てる為だったのか、レイプだったのか?
満州から引き上げる時に、各地で足止めしていたロシア人や中国人に、軍人の奥さんが汽車に乗り合った見知らぬ人達が検問を通れる様にと、自分から身を捧げた、という話を、同じく満州引揚者の五木寛之が見て伝えていたが、
この母親は、もし子供の為にやったのだったら、なぜ長女を足蹴にするの?
あの態度から、日本軍人の妻と、それまで贅沢三昧で暮らしていたSS高官の妻とじゃ、信念が全然違うのだなと思った。
あの後すぐ母親が出て行ったので、失踪か、本当に出頭したのか、どちらか分からなかった。

当時のドイツでは、10歳から少年少女はヒトラーユーゲントに入ってナチスの教育を受けていたし、
父親がSSの高官で、これまで家事など何もしなくて良かった長女ローレの重圧は重い。
弟、妹はまだ幼いし、なにせ一番下は乳飲み子なのだから。

途中で助けてくらたおばあさん、一見優しいのかと思ったけど、バリバリ、ナチ思想の人だったので怖かった。普通に意地悪されるより、ああいう人の方がもっと怖い。

途中で道中一緒になった謎の青年。収容所から逃げてきたと言ってる割には体格が良くて謎でしたが、彼が居なかったら、ローレ達はもっと兄弟が死んでいた事だろう。

だいたい、目的地のハンブルクって、北の港町だけど空襲受けたりしてないのかな? 軍港じゃ無かった訳?
ばあさん家が今も裕福だったのも、解せなかった。
さ

さの感想・評価

-
子どもたちの表情が生々しくて暗いというより沈んでいく感じ。セリフは多くないけど赤ちゃんが泣いてたり精神的にも身体的にも追い込まれていく感じがキツかった
たろう

たろうの感想・評価

3.5
ローレ傷増えていってるのはトーマスにヤられまくったの?あと考えておいて〜って感じの作品か。
サウンドオブミュージックのちょうど逆を張る悲惨なロードムービー。登場人物のアップが生々しく感じます。あまり抑揚がない映画なので、どこが終着点(エンディング)になるか予想がつきませんでした。けっこう退屈。

シュヴァルツヴァルト
ワッデン海の干潟を通って
ハンブルグへ
価値観の強制変換
苦しむのはいつも
大人に振り回される子供

無知な大人
一人旅

一人旅の感想・評価

3.0
ケイト・ショートランド監督作。

敗戦直後のドイツを舞台に、幼い姉弟を連れて祖母の暮らすハンブルクを目指す少女の姿を描いたドラマ。

イギリスの女流作家:レイチェル・シーファーによる2001年発表の小説「The Dark Room(暗闇のなかで)」を構成する全3話の中の一つ「Lore」を、オーストラリアの女流監督:ケイト・ショートランドが映像化した“戦後ドイツ+少女奮闘劇”で、その年のアカデミー賞外国語映画賞オーストラリア代表作品に選出されています。主演は、本作の演技が国際的に高く評価されたザスキア・ローゼンダール。

敗戦直後のドイツを舞台に、ナチス親衛隊高官の父と母が去ったため、幼い4人の妹弟を連れて南ドイツから祖母の暮らすハンブルクを目指し危険な旅に出る14歳のヒロイン:ローレの姿を、道中出逢うユダヤ人青年との関わりを交え描いたもの。

敗戦直後のドイツの状況を、“ナチスの娘”である一人の少女の目を通じて克明に映し出した作品で、少女は旅の過程で戦時中におけるユダヤ人虐殺の真実や、総統ヒトラーに対して敗戦直後のドイツ国民が抱く様々な感情、物資・食糧の不足、犯罪の横行、米軍・ソ連軍等による分割占領の現実を目の当たりにしていきます。そして、親衛隊の両親による影響でヒトラーの思想や行為が正当なものだと盲目的に信じてきた少女が、敗戦直後の荒廃したドイツ国内を妹弟と彷徨う中で、彼女の心に根付いていたナチス、両親、そしてユダヤ人に対する固定観念が少しずつ崩れていきます。本作は、ヒトラーへの崇拝が当たり前の環境に生まれ育った少女の、価値観の崩壊と自我の目覚めを導き出した戦後ドラマで、母親が大切にしていた小鹿の置き物を力強く踏み割る少女の姿には、敗戦後の“新しいドイツ”を担う次世代の決意が表れています。

全編に亘って陰鬱な空気が流れる―余りにも“暗すぎる”映画で、仕事でお疲れの時あるいは夜遅く一人で観ると気分が滅入ってしまうのでご注意ください。
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