海辺の途中の作品情報・感想・評価

「海辺の途中」に投稿された感想・評価

ずん

ずんの感想・評価

4.0
静けさの中で心が触れる音がする
音楽は誰かの絶望にも成り得てしまう
「隠し事のほとんどって本当は黙ってられない事なんだよ」
このセリフから繋がるラストが素晴らしい
ノードモデルとしての兎丸愛美しか知らなかったけど、女優業でも変わらない質感
外山監督はこの後に「ソワレ」を撮ってると思うとゾクゾクする
何気ない一言一言が重く、ずっしり、ささりました。
静けさまでも心地よかったです。
花椒

花椒の感想・評価

3.6
moousic lab joint にて。音楽と映画がコラボする作品(を集めたのか製作したのかはよくわかってない)

「東京の恋人」を見に行った時の同時上映。

奥さんが不妊症かと思いきや実は自分が無精子症だった男が離婚した後の物語

一番の盛り上がりである展望台に向かったシーン、どういうことなのかイマイチわからなかった。

兎丸愛美さん、調べてみたらプロフィールの筆頭にヌードモデルと記してありました。

細かい指摘すると、デリヘルで2回目呼んだ時、嬢からNGリスト入りされるから、ホテルに出向いてから引き返すって、あのシチュエーションは現実には起こり得ないかと😅
はる

はるの感想・評価

-
テーマが大きすぎて追いつけなくて、少しずつ咀嚼して、噛むほど心の中にじんわり広がる感じ、静かで、とても好き。

主人公の何とも言えない様子がリアルで、立場は違うけれど、もし自分が…と思わずにはいられない。
ヒロインの女性がそっと寄り添う距離感、心と心が触れ合うか触れ合わないという絶妙なのが良い。

ストーリーをみて街を駆け出すところが何故か脳裏に焼き付いている。
あと松ぼっくり。

ラスト音声だけ残って聞こえる会話も素敵だった。少しずつみんな進んでいく。
けん

けんの感想・評価

3.0
無精子症の男性が主人公のお話。
自分の子供をつくれないことがわかった男の苛立ちがつらいですね。
成行きの女性のよりそう姿も素敵だった。
函館の景色。
全体的に静かで、淡くて、なのに所々に棘があって少し痛い。
もう少しみんなに踏み込んだ内容を長編で観たいと思ったものの、
短編だからこその良さというか、短編だからしっくりくるというか。

自分の生まれた意味を考えることが昔に比べて減ったから、
もしかして私も少し大人になったのかなぁとか、
だけど本当に「生まれた意味を考えなくていい=大人」なのかなぁとか。

大根田さんのどうしようもなく弱った感じや、呪いが解けたような表情も、
愛美さんの子供っぽいかと思えばやけに暗い目をしたり、
暖かく包み込むような目線や立ち振る舞いも、
おふたりの声、表情、目線すべてがとても自然で良かった。

「いじけるには、まだまだ先が長いぞ」(記憶曖昧)
みたいな父子のやり取りがとても好きだった。
観ていた私も、前を見て歩いていくための元気がもらえた気がした。

大きな映画館で、というよりは
ミニシアターやプロジェクターで観たくなるような、
素朴で、静かに大切にしたい映画だった。
tetsu

tetsuの感想・評価

3.3
同じくムーラボで鑑賞。

あることがきっかけで別れることになった男女。数年経った今も、男は彼女を忘れられないでいた...。
己の欲求を満たすため、ある女性を呼び出した彼は、彼女と夜の函館を共にするが...。

善良そうな美術教師と見せかけて、中身が荒んでしまっている主人公。
導入場面で、かなり身を削がれてしまったため、彼には感情移入できなかったけれど、ヒロインの兎丸愛美さんが、とにかく良かった。

音楽と映画の融合がテーマのムーラボ作品にも関わらず、劇中、主人公が意図的に音楽を止めようとしたり、経験を積んだ監督だからこその挑戦が魅力的だと思った。

絶妙な修羅場を迎えるクライマックスが最大の見所で、個人的に心に刺さる場面はなかったものの、短編とは思えない重厚感が残る作品だった。
音楽は万能ではなく、音楽にだって癒せない絶望はある。
過去に傷を持つ者2人が出会い再生する物語。
女々しい男だってきっかけさえあれば前を向ける。
じょん

じょんの感想・評価

4.8
わさびも春なれやもそうやけど、心に静かにじんわりと染みていく映画。内容の深さに映画の時間は関係ないんやなと思うぐらい。葛藤、優しさ、救いを押し付けがましくなく、時にハッとさせられる言葉があったり。僕は心配な方に行くのだろうか。
sato4

sato4の感想・評価

3.1
【2020年13本目③】「見逃したMOOSIC LAB 2019+」にて鑑賞。辛気臭い内容が続くのが辛かったけれども、ラスト一連のシーンで救われた。美術講師とデリヘル嬢のラブストーリーになるのかと思いきや、そうならないところが良い。
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