ワールドエンドの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「ワールドエンド」に投稿された感想・評価

風来坊

風来坊の感想・評価

2.8
ロシアのSF作品って長尺になる傾向で、この作品も約2時間30分と長尺な作品となっています。
映像からかなりお金が掛かっている印象を受けます。話のスケールも大きい。

VFXに定評のあるロシア映画だけに、それを駆使した未来の街の映像などはスゴい。
ただ…未来の街はもう使い古されたもので既視感があり新しさは感じません。

ただ進んでいるんだか進んでないんだかよく分からないストーリー展開はテンポが悪いなと思います。
登場人物の掘り下げも住み分けも充分でないので、何だかフワフワとした地に足が付いていないような感じがしましたね…。

主要登場人物が多すぎて誰が主人公だか分からないですね…。
この内容ならもっと削れたなと思うところ。前置きが長くムダに長い…。
記者との一件は正直引くし、必要あったのかも不明。

大体の敵の魂胆が分かってからが本番で少し面白くなって来ます。
クライマックスの戦闘は「ワールドウォーZ」みたいでカオスな感じで凄かったです。あの人達同士の戦いもなかなか見応えありました。

修羅場的な感じは悪くなかったが、まあ予想出来たと思うんですよね…。
続編ありき?散々引っ張って中途半端でしたね…。
クセの強いロシアのSFが好きな方なら本作も充分楽しめるでしょう。
私は終盤は楽しめたのですが全体的にはもう一歩といったところの作品でした。

まとめの一言
「私が神だ」
WOWOW.

ロシア製のSFアクション。異星人と全面戦争する。壮大なスケールで面白かった。軍の兵器がまた恐ろしく近未来的でロシアの思考が現れていて迫力を演出するいいアイテムになって良かったと思う。戦闘シーンは、いくらゾンビ化した人間でも大胆な発想でした。軍事政権でもめてる国が心配になりましたが、見応えありました。異星人が地球にやって来た経緯などは都市伝説を無理矢理ストーリーに食い込ませた感、ありますが楽しめた。
世界の大多数が停電、人間は、放射線による内因性神経毒にやられて、大多数が自滅した世界で、かろうじて生き延びたロシア軍が孤立した地区の潜入・奪還する話。
地球植民地化をスムーズに行うために地球外生命体が動物(人間を武器とみなしている)を洗脳し生き残った部隊を襲わせ、生物を破滅させるといった、自分の手を汚さなずに征服を狙うコンキスタドールである。
終盤は人がゾンビのように襲ってくる描写があり、爽快感があった。
b

bの感想・評価

-
イゴールバラノフも監督にしてはまだ若い
ゆっくりやっていけばいい
susamishin

susamishinの感想・評価

2.0
だいたい、宇宙人、ゾンビ、人類滅亡、こういうキーワードに飛びつきます。そういった意味で期待してた作品。ロシア製だってのも珍しいしね。
まず、序盤から「ちょっとショボめの特殊戦闘部隊」が登場。「お?低予算系か?」と身構えたけど、、さにあらず、、そこそこ予算使ってるやん?!と再度、風呂敷を広げて観ていくと…
どんどん風呂敷は広がっていくんだけど、、肝心の敵が出てこない…
(どんな恐ろしげな姿の宇宙人だろう?)思ってたらクマ🐻さんだったりして肩すかし。まったく予測不能状態。そんな中で誰がメインの主人公(ヒーロー)なのかもわからず…さらにヒロインもわからない…どっちも候補者は2名いるんだけど…決め手に欠けてる…
クライマックスに近づくといよいよエイリアン登場。
意外に普通の容姿だったりしてガッカリ。😅
肝心の敵は「言うなればゾンビ系」みたいなもんですかね。
ただ感染とかはないのでロメロ系の「愛する家族が敵に」とかいうシチュエーションはありませんでした。(ちょっと期待してた)
とどのつまり「私は神だ」というモンスターエンジンのコントのような展開になってしまい(そんなこと言ったら何でもありやんけ)というツッコミを入れて、、もう楽しみは「どういうエンディング、、オチにするんだろう?」とオチを楽しみにしてましたが、そういうオチですか…ってオチてないし…ビルの屋上に置いてけぼりになったあの兄ちゃんはどうなったんでしょう??
続編あるん??っていうぐらいオチてませんでした…😅
基本的に「宇宙人=人類滅亡」系シナリオは大好物ですから、続編きたら観ますよ!💖
sawady6

sawady6の感想・評価

4.2
全世界が突如ブラックアウト、残されたのは近未来都市モスクワとその近郊
外の人々はどうなったのか、一体だれが何の目的で仕組んだのか、そして現れる謎の男の正体とは!?

ロシア産の硬派なSF大作
2時間半と長丁場ながら設定が面白くのめり込んだぞ
SF好きなら当たりのはず

スケールはかなり壮大だが、主軸の伏線は概ね回収できていて、続編があるそうだが単品としても完結はしてるので好感が持てるぞ
欠点はというとメインキャラの個性がいまいちだったことと中盤が長めの尺なことか
日本版の予告は核心突いてるので見るならロシア版予告がお勧め

※以下はアルティメット完全版のレビュー

公開時150分の長丁場だったロシアンSFが300分(6話構成)になって帰ってきた!
地球規模のスケールはそのままに登場人物の心情や、終焉を感じ取りパニックになる人々の描写、アクションも増えて、
呑み込みやすい作品へと進化していた
長いが劇場版よりお勧め
話が散漫になるかどうかのギリギリで進行するストーリーのバランスが上手い!どこに居ようと音も無く一度に大量に人が死ぬ。しかも敵は全く不明とか派手な発想なのに展開は地味ぃ〜にじわじわ進んでいく。久しぶりの質の高いスリラー。
ロシアのSF超大作っぽいけどCG控えめで敵が良くわからないパターン
でも、その謎は最後に解けます
自分は納得してないけどね
yuusai

yuusaiの感想・評価

4.0
恒例のシリーズ時系列
ワールドエンド「AVANPOST」The Blackoutインターナショナル版152分
ワールドエンド完全版【PHASE-1 ブラックアウト=人類文明停止】104分
ワールドエンド完全版【PHASE-2 パンデミック=生物兵器攻撃】96分
ワールドエンド完全版【PHASE-3 アライバル=侵略者来襲】99分

泣く子も黙るSF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」比肩するロシアの国宝級「惑星ソラリス」原作小説をリメイクした「ソラリス」Steven Soderbergh監督、James Cameron製作、George Clooney主演とハリウッドの才能総出で創られた程リスペクトされた。Andrei Tarkovsky監督以降はソビエト崩壊に依り映画も衰退の一途を辿るが、Vladimir Putin大統領から映画も息を吹き返す。

決定打はレビュー済「アトラクション 制圧」ソニー指導の下に製作され世界中で大ヒット。そして「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」ロシア映画に改めて触れた方も多いだろう。2作品の健闘で、日本でもロシア映画の流通が活発化。本作に続いて同時期に作られたレビュー済「アンチグラビティ」そして最新作「スプートニク」へと続く。VFXが素晴らしい理由は「アトラクション 制圧」のレビューと重複するので割愛させて頂く。ロシア文学好きの私も、最近のロシア映画の潮流は素直に嬉しい。

本作はロシア国内でシリーズ放送として企画されたが、ロシア映画の好調を背景に映画化の話が持ち上がるが、脚本を担当した「デス・レター 呪いの手紙」Ilya Kulikovには寝耳に水、反戦を謳うテーマの修正を余儀なくされた。映画化は「魔界探偵ゴーゴリ」シリーズEgor Baranov監督主導で行われ、プロットの修正、作品のイントネーションが変更され、3つのセグメントに分けて製作。撮影は1年にも及び、長尺の編集は困難を極めた。

原題「AVANPOST」ルーマニア語で「前哨基地」。国際版は「The Blackout」本来は停電だが、描かれる電磁パルス攻撃は実在する。北朝鮮情勢が緊迫し日本海に原子力空母が集結した時に日本とアメリカが連携、パルス攻撃で北朝鮮の発電所を停止させ、レーダーを無力化した上でグァムに居るステルス爆撃機B-2スピリットで対空砲を破壊、嘉手納基地に居るステルス戦闘機F-22ラプターで航空戦力を殲滅、次に岩国基地に居るステルス多用途機F-35ライトニングで海上戦力を無力化。空母ロナルドレーガンと空母いずもが、沖合に接近して地上戦力を攻撃。ここまで3日余りを想定、Donald Trump大統領は局地戦よりも経済戦争を重視した為、この作戦はデリートされた。

ブラックアウトが発生し、ロシア西部だけが「生存サークル」として被害を免れた。しかし、戦争と言うタクティクスで、其処だけ生き伸びても意味が無い事にお気付きだろうか?。軍が国や民を守る為に作られたとしたら、軍を守る為の軍には存在価値が無い事を、序盤のシークエンスで描いてる。ポイントは世界が滅亡した等と大風呂敷を広げる訳では無く、ロシア国内が終末の危機と言う描き方。俯瞰的な要素が狭い点がロシアらしいが、説明不足な演出で分り難い。それを助長するアルバトロスの邦題にも異議アリ!。

世界最強、容赦ない事で知られるロシアの特殊部隊「スペツナズ」監修。スペツナズの特徴は戦闘能力だけで無く、平時でもスパイ活動やサボタージュ、要人の暗殺など幅広い任務の一方で、アメリカの様にロシア人の救出の為に国外で活動する事は無い。無敵のスペツナズに対抗するのが知的エイリアンですが「自分達は神の存在だ」と嘯くのが実にロシアらしい。UFOの存在を国が認めると、人間が信じる「神」よりも強い存在、全ての宗教の存在価値が根底から覆される。そんな事は口が裂けても言えませんよね、Joe Biden大統領"笑"。画期的なのはスペツナズが属するロシア参謀本部情報総局GRU(旧KGB)、脚本に介入しなかった。開かれたロシアを象徴するエピソード。

資本主義を受け入れ経済格差が国民を苦しめる実像を投影しながら、文化的繁栄の恩恵に授かれない人達が、本作の主人公。描き方が悲しみを歌った詩の様な文学的エッセンスさえ感じさせる。ロシア国民と言うのは、アメリカや中国以上に「自分の国は強いんだ!」と思いたい願望が常に有る。Putin大統領の支持が高いのも、狂犬で無いと統治出来ないジレンマとも言える。底辺に流れる思想を考察すれば、現在のロシア経済の低迷と諦め。旧ソ連時代のトラウマに脅える不合理。ソ連復活を心の底で願う虚無主義。それをエイリアンに准えて風刺と捉えれば全体像も見えてくる。

しかし、長い"笑"。ロシア映画に理解の有るつもりの私でも長過ぎ。製作会社の不手際で北米では一切上映されなかったが、仮にコンペに出展しても「馬鹿気たプロットだ」と一笑に付されたろう。だが後半の虐殺とも言える戦争は、革命前後のテルミドールと反ユダヤ主義。武力で勝るドイツ軍を粛正する独ソ戦争を想起させる。其処で思い出すのがエイリアン=神と言う考え方。ロシアはインドと並んで「霊性の国」生活にもロシア正教が根強く反映される。其処を見誤らずに観れば、日本人でも違う角度のアプローチに気付く。

国際マーケットに出るにはプロデューサーの力は欠かせず、それが「不倫する裸体」誰が見たんだよ、としか言えない製作陣ではムリ「アトラクション」シリーズ「アンチグラビティ」の様な成果を得られず、惨敗を喫した。諦めが悪いのか、作品の意図を組んで欲しいと、完全版3部作をリリースしたが、大河ドラマの総集編じゃあるまいし"笑"。無駄なロマンスや起承転結を欠いたシナリオはロシアのお約束だが、欧米視点も加味しないと結果的にロシア映画の理解は深まらない。ハリウッドのエッセンスを注入した位では、ロシアの観念的良さが消える筈がない。怯えずチャレンジを続けて欲しい。

エイリアンは言葉の例えに過ぎない。テーマは素晴らしいのでお時間が許せば観て欲しい。
紅孔雀

紅孔雀の感想・評価

1.7
ロシア製SFってなんか期待しちゃうんですが、これはタガが外れていてさすがにお手上げ。ほぼ2時間半の長尺ですが、あまりの破天荒さに途中は早回ししちゃいました。スイマセン。
“人類=(地球にとって)バイ菌”説から、最後はエイリアン大挙出演となり、製作者側も収拾がつかずに放り出した感があります。異星人の造形がハリポタのヴォルデモートに似ていて、そこは割と好みだったんですけどねぇ。
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