『プロミシング・ヤング・ウーマン』はフィクションでありながら、あまりにも現実を突きつけてくる作品だった
周囲の人間の想像力の欠如、問題があったと言われるのはいつも被害者
加害者はすぐに忘れ、被害者…
復讐劇。
ニーナのお母さんが言ってたよね。
「あなたが前に進まなきゃ私達も救われない」みたいなこと。
別にこの話しに限ったことではなくて、被害者遺族ってどうしようもない気持ちのやり場を抱えて一生…
現実ってこうだよね。
どれだけ悲しくて辛くて復讐に燃えても結局傷がつくのは自分だけで加害者は全く無傷で何も無かったみたいに自分がしたことも忘れて前に進む。被害者は事件が起きてから目の前が暗転して一歩…
それが良いとか悪いとかは置いといて、思ったよりもフェミニズム的な映画だなと思った。
(※下記わずかながらネタバレあります)
基本的には復讐劇なんだろうけど、それにしては主人公が完璧に芯が…
キャリー・マリガンの演技幅も素晴らしいですが、個人的には脚本が秀逸に感じました。主人公の聡明さを少ない言葉で的確に表現しており、物語に説得力を持たせているように感じました。ファッションや背景はポップ…
>>続きを読む復讐する話は結構あるけど、なかなかないパターンの終わり方だった。強い女性の主人公の話は好きだけど、特に弱さも同時に持ち合わせる女性の主人公が好きなので、まさにこの映画のキャッシーはそのタイプだった。…
>>続きを読む女性の生き辛さ(女性だけじゃないか)や無意識での加害を見せつけられる。若かったか酔ってたからは言い訳にならないよね。そもそもがハッピーじゃないからハッピーエンドは難しいと思うけど、このラストは虚し過…
>>続きを読むいくつになったって性的な傷は一生消えないし、生涯つきものになる。ガキだったからって理由で、笑ってかき消されるものじゃないってこと。自分にとって愛する人間じゃなくても、自分と同じように愛する人、愛され…
>>続きを読む女性として生きる人生に横たわる地獄の悪夢を、ひたすらに容赦なく描いていた。吐き気のするような現実は、ただ女性をエンパワメントしさえすれば変わるようなものじゃない。惨いリアルを突きつけることでしか気づ…
>>続きを読む© Universal Pictures