グランド・ジャーニーの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「グランド・ジャーニー」に投稿された感想・評価

wacchi

wacchiの感想・評価

4.2
まだ縁日に行くのが楽しかった幼少期、親にねだってヒヨコを買ってもらった。
動物が好きだったこともあって、白熱灯や毛布で温めながら子供なりに一生懸命育てた訳だが、一般的にニワトリにならず死んでしまうと言われていた縁日のヒヨコを二羽ともニワトリに育てることができた。
一戸建だったこともあって庭に小屋を作り育て続けられたのが幸運だったし、とにかく懐いていたのがとても嬉しかった、そんな生涯忘れない良い思い出がある。

本作は種の保存、環境問題などがあっての話であるがそのような社会的な背景抜きに、自分には幼少期のヒヨコの思い出が重なって、家族の愛の物語として涙無くして観れなかった。

涙腺決壊必至と思ったため劇場で観るのをためらってしまったが、やはり行っておけば良かったかと複雑な気持ちになる。
少年が、鳥と、空をとぶ。

物語も映像も、大半がその飛行シーン。叙情的で勇敢で、ラピュタとか紅の豚で見た空とか飛行ってこんなんだったんだなぁって感動。とにかく飛行シーンが凄かった。

いまの生活には情報が溢れていて頭がごちゃごちゃするし、そりゃ映画も情報ではあるんだけど、これは見ていて身体中から余分な情報が抜けていくような、余白も叙情もたっぷりある良い映画。

ジュネ監督作によく出る彼を、久しぶりに見れて嬉しい。音楽も、物語も、少年トマも素晴らしかった。可愛い子には旅をさせなきゃダメだな。
【大スクリーンで観ないと、勿体無い!】

あぁ、このひと偏ってんな…と思う監督が時々いるが、この映画の監督もその内の1人で、大好きな監督である。

顕著なのは、『ベル&セバスチャン』の冒頭の崖のシーンで、大スクリーン(自分はTOHOシネマズ新宿)で観ると、この監督の大自然への偏愛ぶり(=大自然フェチ)が良く分かります。

この映画も、期待を外さないシーンが幾つもあり、映画館のスクリーンで観る快感を感じさせてくれました。

テレビサイズじゃ感動が半減する佳作です!映画館で未見の人、この監督の次回作は大きなスクリーンで観るようオススメします!
なんかの新作情報でみて気になってたやつ。

「父と息子の」と銘打っているけど息子の頑張りがすごかったよ。

CG使ってないんだってー!!飛んでる鳥触ってるシーンは本当に飛びながら触ってるそうで。そんなこと出来るのね…!

インターネットがないとっていうインドア派のトマが真っ黒に日焼けして鳥たちと渡りきる。家族もなんかうまくいってしまう。
盛り上がりやピンチの表現が柔らかくて音楽が静かに綺麗で鳥たちと飛ぶ空が美しくて穏やかな作品でした。好き。
けっこうダメなこともしてたけど笑。

トマ役のこは美人さんだなぁと思いました。お母さんと似てていいキャストだねとも。


16/2021
部屋に籠りゲームだけで過ごす息子をみかね、姿を消していく渡り鳥の研究に没頭する前夫に夏休みの間預ける母。生まれたての雁が、歩みだし、泳ぎ、飛ぶ姿を見て熱中する息子。モーターハングライダーで、雁に渡りを教えようとする父。行政の壁に断念を覚悟した父を救ったのは、大胆に決断し、柔軟に対応する若い力。まさかの実話。
パール

パールの感想・評価

4.2
フィルマでの評価が高く、気になっていた作品。実話を元にしているというから本当に驚き。

凄く凄く好きだった。✨✨観終わった後心が温かくなる。また一つお気に入りの映画が出来た。

気象学者で鳥類研究家のクリスチャンは絶滅危惧種の渡り鳥雁を救う為、卵から孵化させ安全なルートを教えるべく軽量小型飛行機で一緒鳥たちと飛ぶ計画を立てる。鳥たちは真っ直ぐに飛ぼうとするので、途中飛行機や開発された危険な場所で命を落としてしまうらしい。

その計画にゲームに夢中でWi-Fiのない父親の家にうんざりしていた息子のトマが加わって行く。

とにかく映像が素晴らしい。上空から観た北欧の風景の美しいこと。また、鳥と一緒に飛んでいるような気分も味わえる。

自然と人間の共生に対するメッセージ。家族の絆を取り戻して行く過程やトマが鳥たちを守ろうとする姿など、色んな思いが込められている。

ラストは思わず泣けてくる。素晴らしい映画だった。
いぬ

いぬの感想・評価

4.8
冒険系。
すごいものを見た...
実話に基づいてるとは信じ難い。
美しくて、生命力に満ち溢れてる。
予備知識なしで見たから、もしかしたら退屈なやつかも...って思って見てたけど全くそんなことなくてびっくりした。
自分も鳥達と一緒に空を飛んだ気分。
初めて映画館で見なかったことを後悔した。でも面白そうと思ってDVDを借りた自分は褒めたい。
筍

筍の感想・評価

3.8
実写版ニルスのふしぎな旅

これも実話なんかいな⁉️
とんでもない話に見えるけどな~🤔
あのマシンは操縦が簡単なんかな⁉️
でないと無理やもんな~😓

それにしても何が人生を変えるか分かんないね~😊
好奇心がまだ残っていて
良かったね

あと子はかすがいなんだよね😆
これ実話ってすごいな。
何かをやり遂げるって大切やなと改めて感じました。
海、空、自然がすごい美しい。
やっぱ自然は素敵ですね。
家族愛も素敵やし、心温まる話でした。
記録。
親鳥となって導く大空。

こんなに壮大で素敵な物語が実話ベースだなんて驚き。この世界もまだまだ捨てたもんじゃないなって思わせてくれる。

絶滅の危機に瀕した渡り鳥(雁)を救うべく、卵を孵し、安全な飛行ルートを教える。そんなプロジェクトに取り組む別居中の父親クリスチャンの元に滞在することになった、今時の息子トマ。離れていた2人の心を近づけたのは孵化した雛鳥だった…

刷り込みって言うんでしたっけ?鳥って生まれて初めて見たものを親と認識するってのは有名な話。ゲームにご執心でWi-Fiも繋がらない事に不満げなトマも、「親」になる事で心の成長を遂げていく。

渡り鳥と共に空を飛ぶ。これは紛れもない冒険だ。そしてフィクションにおいて冒険とは少年の特権だ。勢いにのってトマは前代未聞の冒険の旅へ出る。

もうハラハラしつつ、何もかもが美しいんですよ。陸、海、空。トマと並んで羽ばたく「子供」たち。冷たく澄んだ空気を纏う感覚。

空と陸。物理的に果てしなく離れていくごとにむしろ強まる親子の思いと絆は、仮に家庭で側にいた前提でのそれとは明らかに違ったものなのだろう。

「子はかすがい」なんてよく言うけど、どうやら子供が鳥であっても成立する模様。爽やかな感動をくれる作品でした。
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