或る殺人の作品情報・感想・評価・動画配信

「或る殺人」に投稿された感想・評価

Jules

Julesの感想・評価

4.0
レイプ事件をきっかけに起こった殺人事件の法廷劇と聞いてもっと重々しい雰囲気のものを想像してたけど、案外観やすかった。
最初はレイプ被害者を信じる気満々でいたのに途中から誰が正しいのか分からなくなって、最後はもやもやする。それでも弁護し続けなければいけない弁護士という職業は大変だなと思った。実際にあった裁判が基となってる原作の作者が被告側の弁護士って知っちゃうと、やっぱりその判決に疑問を持ってるからこそ書いたんだと思ってしまう。
これもまた本格的な法廷物。これ系は昔から幾度となくあるけど名作も多い。基本口喧嘩勝負だからなのか知らないけど、こういう類は安定して見応えはある。本編も長い映画だけど中だるみしないで鑑賞できる。この時代では「十二人の怒れる男」と比べられてしまうけどこの作品もなかなかのもの。そしてこの時代の映画にしては珍しく卑猥な単語が幾度も出てくるのが特徴的。強姦ものなのでどうしてもそうなってしまうのかもしれないが。また、女性が強姦されたというのにみんな本人のプライバシー完全無視で臆することなくガンガン質問をしてくる。これは今だと到底考えられないのでここは時代なのかな。そしてもう一つ特徴的なのは結論は視聴者の判断にゆだねている部分も多く、正義と悪役に分かれているわけではないのが特徴。但し、あそこまで長時間引っ張っておいてオチがかなり拍子抜けというか、え?それで終わり?みたいなとこある。
ママン

ママンの感想・評価

3.5
ザ・シネマにて録画初鑑賞

ジェームズ・スチュアートはヒッチコック作品で馴染み深い役者なのだけど、単品で観るには珍しい作品だった👀

しかし内容が実に重い🏋️‍♀️🏋️

レイプものなんて、こんな昔の作品で随分思い切ったよね🤔なんとなく『リンカーン弁護士』を思い出した。

展開が『ポートピア殺人事件』みたいだ(笑)
長時間映画だけど最後まで飽きずに見終われた。

やり手検事の顔面が迫力満点
Keicoro

Keicoroの感想・評価

3.5
ジャズが流れるのが、アンバランスな様で、じき慣れて気にならなくなっていた

ちょっと古い作品で、時間も長め、観ていて、どうなるんだろう、退屈するかなあ、なんて思ったけど、結構面白かった!
syuhei

syuheiの感想・評価

4.0
『或る殺人』、かなり面白かった。劇伴に軽快なジャズが流れてるし笑えるジョークも多いが、2時間40分という長尺の本格法廷モノ。多くの証言を詳細に聴くので自分も陪審員になった気分になり、被告人への気持ちが揺れ動く。ラストは呆気ない幕切れ。

pantiesやrapeなどの単語が繰り返し出てくるが、性犯罪に直接関わるこうした単語は当時タブー視されていたそうな。また、舞台はミシガン州で、ランシングやアッパー、スペリオル湖といった馴染みのある言葉が出てきて面白かった。

https://twitter.com/syuhei/status/1323579799202263042
ropi

ropiの感想・評価

3.8
冒頭からリズミカルなジャズ音楽が楽しい。
密室劇であり法廷劇だが堅苦しさや緊張感はそこまでない。釣り好きの弁護士と彼と奮闘する友人の弁護士との軽快なやり取りが多く、割と軽い気持ちで観れる作品だった。強姦がテーマということで当時タブーとされたワードが多数使われていることでも有名な作品。
ジョージCスコットは若い頃から存在感抜群。顔色ひとつ変えず淡々と持論を展開し主人公を追い詰めていく弁護士役。言葉数は少ないが画力が圧倒的だった。
Yuzo

Yuzoの感想・評価

3.0
法廷劇なので見やすく面白いが、若きジョージ・C・スコットのツラ構え以外、特筆すべき点はないかな。スキャンダラスなはずの題材を笑いでごまかそうとしたり中途半端。ジェームズ・スチュワートも熱血なのか飄々なのか中途半端。スタッフではデューク・エリントンやソール・バスが映画を垢抜けた感じにしている。
naokit

naokitの感想・評価

3.1
今作はレイプ事件にまつわる殺人事件がメインの法廷劇になってますが、思いの外ドロドロしてないカラッとした雰囲気に感じたのです。

飄々とした弁護士役が似合うジェームズ・スチュアートも良いのですが、今作で注目すべきはやはり隙のない頭キレキレな検事役のジョージ・C・スコットや人を殺しといてもビックリする程冷静なベン・ギャザラ、あるいは異様な色香を醸し出すリー・レミックなどの脇を固める役者陣…とにかく、キャラ立ってます。
特にジョージ・C・スコットの迫力がスゴイ…あんなのに問い詰められたら簡単にゲロッちゃいますな!

とにかく驚いたのが、抗し難い衝動を感じ前後不覚になった状態で犯した殺人は、病院に入れられる事もなく無罪放免となる事もあるのか〜って事です。もちろんレイプ犯は罰せられるべきですが、ある意味復讐は可能なのかと…裁判の流れでこの様な結果にもなるのか〜フムフムってな感想です。
ENDO

ENDOの感想・評価

4.0
リー・レミック演じるローラ(?!!)の曖昧なるロリータ的魅力にジミーですら蹌踉めきそうになるんだから危うい。レイプ被害者への二次被害が凄まじく被害者の娘すら愛人扱いする法廷の暴力性。ジョージ・C・スコットは後半からの参戦だが顔面の圧力は凄まじくあれほど近距離で捲し立てられたら吐く。全編ジミーの独身の悲哀とその再起に寄り添う感覚がいい。夜の街から連れ戻されたローラ暗い水面を背景に落ちる陰によってなぞられた美しい横顔に享楽的な振る舞いの裏返しの抑圧的な痛み。そんな同情も顧みない夜逃げ同然のラストに呆然とした。
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