ショック・ドゥ・フューチャーの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

ショック・ドゥ・フューチャー2019年製作の映画)

Le choc du futur/The Shock of the Future

上映日:2021年08月27日

製作国:

上映時間:78分

ジャンル:

あらすじ

「ショック・ドゥ・フューチャー」に投稿された感想・評価

えにし

えにしの感想・評価

3.5
ストーリーはあってないようなものだし、「音楽やったことある人あるある」しか言ってないので観る人によってはすごく退屈かもしれない。けれど、俺がその「音楽やったことある人」なので、当然そのあるあるもわかりすぎて首がもげそうな勢いで頷いていた。自分の頭の中では大ヒット間違いなしのアイデアが浮かんでいるけど、アウトプットできないだけなんだ、って言ったり、いざ曲ができても権力のあるおっさんにダメ出しされただけで自信をなくしたり、なんて身に覚えがありすぎる。でもそもそも音楽やってる理由なんて、この曲いいじゃん、俺(わたし)もやりたい!って単純なものがはじまりの人が多いと思う。だから、あんなえらそうなヤツに否定されたからってなんだよ、アイツの好みに合わなかっただけだろ、君の音楽のファンは必ずいるよ、って言ってくれた男友達がいいヤツすぎて泣きそうになる。「人生で大事なのは転んだ回数より起き上がる回数の方だ」なんてめちゃくちゃクサい台詞も、普段の俺ならケッ!て言ってシカトするところなんだけど、やさしい気分になっていたところだったからスッと耳に入って自然となじんだ。そういうわけで、万人にウケるわけじゃないけど、音楽に限らず、芸術や創作活動の経験がある人には漏れなく刺さる内容だったんじゃないかと思う。それにしてもあんなデカい機材をたくさん使わなきゃできないような音楽が、今じゃ机一個の上だけで完結するってのは恵まれてるよな、CR-78も偉大だけどDAWが当たり前に浸透しているのが感慨深い。
kwaji

kwajiの感想・評価

3.5
あんな狭そうなアパートの一室で大物プロデューサーとかが来るパーティーやるんだっていう違和感が凄かった

ディガーのおじいちゃんカッコよかった
sci

sciの感想・評価

3.3
オープニングの懐かしめの曲とフランス語のセリフを聞いた瞬間、映画を間違えたかと思ったが、なんとフランス映画だったのね。冒頭数分間のセクシーショットに目を奪われる女性はアレハンドロ・ホドロフスキーの孫娘とのこと、時々少女に見えたり、顔色によってはおばさんぽくもあり。
電子音楽を初めて耳にしたのはかの有名すぎるYMO(いや、その前に喜多郎がいたか)だが、1978年デビューとのことで同時代、でもこの分野で女性が活躍しているというのは今だにあまり耳にしないような気がするので、当時は本当に好奇の目で見られたんだろうな。
キャノンケーブルがなんなのかとか、シンセサイザーの入力?口がなんであんなにたくさんあるのかが今だに分からないが、つまみ一つ回すだけで音色やリズムがいとも簡単に変わるのは、よっぽど曲を作る側が、こういうのを作りたい!という信念を持ってないと難しいような気がする。なのでこの分野で成功している人は強い個性もあるんだろう、きっとこれは音楽に限らない話だよね。
帽子のおじさんがかけるレコードの音はどれも不思議だったが詳しい人が聴けばおお!あれか!!と分かるのだろう、自分はサッパリ。1970年代ですでにこんなにいろんな音色の曲があったのかと、そちらの方をもっとずっと聴いていたかった。
電子音楽の黎明期に活躍した女性作曲家にオマージュを捧げた作品。

1978年のパリで曲作りに奮闘する駆け出しのミュージシャン、アナの一日が描かれます。演じるのはアレハンドロ・ホドロフスキー御大の孫娘、アルマ・ホドロフスキー。御大に目が似ている気がします。

当時の音楽業界は男性中心的で、女性への偏見やセクハラが蔓延っていたので、女性にとっては戦いだったようです。そんな中アナは新しく手に入れたリズムマシーン、Roland CR-78に活路を見い出します。かつて日本製品が世界に影響を与えた時代があったんだなあとしんみりしました。

アナがシンガーのクララと共に曲を作り上げていく場面が最高でした。創造の喜びと高揚感に溢れていてワクワクしました。自分もやってみたいという思いに駆られます。

世代的に当時の状況に馴染みがないし、エレクトロニックミュージックに思い入れもないのですが、そんな人間でも楽しめる素敵な映画でした。

またこの映画でシネ・リーブルの音響システム、odessaの威力を初めて実感しました。臨場感のある音がビシバシと身近に迫ってきてすばらしい。音楽がフィーチャーされた映画はこれからもodessaで観たいです。
純

純の感想・評価

3.6
エレクトロミュージックならではの浮遊感。夢心地になって、お酒を飲んで、踊って、笑って。重力を忘れさせてくれる独特の音楽を生み出す過程がとても自然で、それでいて音楽を愛するひとゆえのどきどきがちゃんと伝わってくる。夢中になれる瞬間って、ほんとうに輝いている。

音楽好きのおじいちゃんと、世界中のきらりと光る音楽にときめいたり、新しい発見に頷き合ったりする時間がすごく好きだったな。自分の成し遂げたいことと自分が到達できることの狭間でわたしたちは葛藤して、迷子になってしまうけど、こういう「思い出す時間」にいつも背中を押されているんだと思う。

わたしは音楽が好きだ。音楽を作ることが好きなんだ。音楽の心を持つアナが、いてもたってもいられず、音楽の元へ帰っていく。素敵な夜だ。否定も喪失も不安も今ここにはなくていい。最後に残ったものが、いつだってわたしたちを離さないたったひとつのものだから。夜が明ける。
なんとあのホドロフスキー翁様の孫娘が主演というので気になっていたけど、観ようかなどうしようかなと思っていたら、信頼できる筋から「よかったから観に行けば?」と言われ、背中を押されて、夜の映画館へ。

最近よく行くミニシアター、いいな。
上映室は1部屋しかないから、お目当ての作品前にいたお客さんともかち合う。
みんないろんな表情して出てくる。
いろんな表情なきゃいかんよね。
そんな素敵な映画館で鑑賞開始。

鑑賞後に思ったことは、「よくぞこの出来事だけで映画撮ろうと思ったな」ってこと。
1970年代後半を舞台に、アルマホドロフスキーさん演じるミュージシャンの主人公が、依頼された楽曲を作ろうと奮闘するけどできなくて、新しい機材と出会ってうきうきになって、楽曲が完成できたけど、そこにはまた壁があって、、でも自分の道を見つけていくって感じの一日の出来事(むしろ半日くらいかも)を映画にしてしまって、作品として成り立たせるところに驚きよ。

その後はどうなったのとか、そんなことはどうでもよくて、一瞬のタイミング(本作でいえば主人公が新しいハイテク機材と出会うところ、とんでもないパートーナーを見つけた瞬間、音楽が出来上がっていく過程、男性優位の音楽業界を目の当たりにするとき、全員に分かってもらわなくてもいいって分かった瞬間などなど)を大事にしていて、そのタイミングのとき、どのような取捨選択をするのかってのを強く感じて、そこに焦点を当ててるのが好感。

70年代のエレクトロダンス音楽は、まったく知らなかったけども、そんなん気にならないくらいにレコードマニア?のおじさんが紹介してくる楽曲に、主人公と同様に興奮したし、この2人の関係性がすごく魅力的だった。
ほんで出てくる楽曲もかっこよくて、のりのり鑑賞できる。

主人公は生粋の音楽好き(1人部屋でダンスするシーンは見惚れてしまうし微笑んでしまう)だからこそ、自分の好きなことをやっているのだけど、それを余計なお世話の横やりだったり、女性というだけでなめてかかられるなどの障害を傷つきながらも、立ち向かっていっては、自分らしさ、自分のやりたいことを実現していこうって姿は、奮起せねば!と思わせる。

アルマホドロフスキーさんの自然体の演技いいですね、なにより画になるし。
いつぞやホドロフスキー翁様との共演を期待したいですね。
リズムマシンを買って音楽を作りたくなる🎧

劇中に登場しない家主の、友達がめっちゃ良いヤツ🧙🏽‍♂️
烏丸を歩いて南下し京都シネマへ
マクドではグッと我慢し珈琲だけ注文☕
セブイレで肉吸いとゆで卵ハイチュウ購入🍲🥚





3本目
19:05 cinema1 104席 👨4👩6




マーク・コリン脚本、音楽、監督作品


1978年パリ
若手ミュージシャンのアナは依頼されたCMの作曲に取り掛かるが納得のいく仕事ができずにいた
そんなある日アナは見たこともない日本製の電子楽器に出会い理想のサウンドへのヒントを得る🎹







以下ネタバレ



主演はアレハンドロ・ホドロフスキー監督の孫で「アデル、ブルーは熱い色」などに出演したアルマ・ホドロフスキー

男性優位の音楽業界で新しい音楽の可能性を探る若き女性ミュージシャンを描いた青春音楽映画🎵


出掛ける前に観賞していたニルス・フラーム🎧🎶
彼の奏でる音楽の祖先と要ってもいいピコピコサウンドの元祖話
それに日本のメーカーRolandが関わっていたのが誇らしい☺️

当時はこのリズムマシーンの登場のお陰でスタジオミュージシャンのドラマー達が職を失くす危機に直面する💦

今でいう車の自動運転化でいずれドライバーが要らなくなるのと一緒😰

実話ではない様だが監督が脚本、音楽も兼ねているので実体験も入っているのかも😃

前半部分はボーカルの女性と楽曲を制作していく過程が描かれとても楽しめた🎶
後半からラストに掛けてはちょっと置きにいったのか平凡な感じの話になってしまった😅
yuri

yuriの感想・評価

2.9
文化の最先端を走る人ほど、周囲に理解されなかったり、自分に自信が持てなかったりすることは往々にしてあると思う。それに加えて、長い時間をもってしても自分を変えられないこともあれば、たった1日の出来事が人生を変えることもある。「その1日」が過ぎた後に何をするか、あるいはしないか。
冒頭、テリーライリー、ジョルジオモロダー、パティスミス等のレコードが見え隠れする。アルマさん鬼才の孫なのか。あと、レコードマニアのおじさんは最近のあがた森魚に風貌が似ている。
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