10分程の短編作品。
お母さんに怒られて家を飛び出た少年と、たまたま出会った少女が、二人で家を探しながら街を彷徨い、やがて海にたどり着く。
油絵のような独特な絵のタッチと、足音と冷たい風音が静寂…
独特なタッチで描かれた真宵道
キャンバスに描かれた油絵風
何処となくゴッホの『星月夜』を思わせる夜を彷徨う子供
風鳴りの中、コツコツと響く足音だけが夜の街に溶け込み幽玄の時を思わせる
月明…
夜の世界に取り込まれてしまって少年少女は、孤独の中手を取り合い闇を彷徨い歩く。
「こんなところに家があった気がする」
という少女の言葉に気がつくのです。
彼らは道に迷っているのではないと。
彼らはき…
夜に子どもふたりが街を歩きつづける。油絵っぽいタッチで暗い街並みや光の感じがとてもよく表現されている。わずかに不安感をあおる世界観や質感にこだわりを感じる。最後の景色がすごくきれいなんだけど、なんか…
>>続きを読む油絵で描かれたであろう無機質と受け取れる背景にCGで描かれている人間、その浮いている感じが何とも馴染めず異様な雰囲気。
夜の街に子供がいようと誰も振り返らない事、追いかけて来ない親、暖かい光を感じら…