南スーダン、いまだ政情に翻弄される国民。多くの兄弟が殺された主人公は運良くアメリカに逃れることが出来た。
ハイスクールで頭角をあらわし、自分の足で運命を切り開いていくドキュメンタリー。
母国スーダン…
生きるために走り、戦地を逃れてもやはり生きるために走ったグオル・マリアル。彼はその後アイデンティティの為に戦いその為に走った。
そして今もなお同郷の人々に支持され、そして皆のために国の為に走り続けて…
主人公グオルの人生に圧倒された。
走らないと死ぬ環境。走り続けて守った命。
そして、守った命の先に到着ひたアメリカで、サポーティブな人たちに恵まれ、彼はオリンピック選手になった。
オリンピック…
一言で感想を言い表せないけれど、とても良かった。涙なしには見られない。南スーダンについて知識がほぼなかったので勉強にもなったし、絶対に自分たちにはない「祖国」を想う、背負う、創る感覚… そういったも…
>>続きを読む五輪関連と思われる作品は五輪開催に間接的に賛成、となってしまうと感じたので観賞を少なくとも開催期間中までは避けていました。
メジャーな作品としては「ヒノマルソウル」、マイナーはこの作品が筆頭。
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©Bill Gallagher