ホワイト・バレットの作品情報・感想・評価・動画配信

「ホワイト・バレット」に投稿された感想・評価

アクションでもノワールでもなければサスペンスでも医療ドラマでもない。医者と患者、警察と犯人。病院という箱庭空間でそれぞれの群像劇がぐつぐつと煮込まれる。ずっとどこを目指しているのかわからないし、見終わってもどこへ着地したのかわからない。煮詰まったところではじまった銃撃戦も変。
なんだこれ。
ジョニー・トーが90分にも満たない時間にこのクライムドラマを収めた。
それだけで充分だと、憚かる事なく公言します

ジョニー・トー
『ホワイト•バレット』

まず(三人行)という原題のこの映画に、このセンスはどうだ!と言わんばかりの押し付けがましい邦題が与えられたのは何故か?などと問わないでおきます。
いくら一刻も目が離せない重篤患者が対象とはいえ、21世紀の病院で入口やロビーから丸見えの空間に病床を所狭し並べるなんてあり得ないだろ?という突っ込みも脇に置きます。
ましてや刑事にも、女医にも、犯人にも、取り巻く患者たち誰にも共感出来ず、カタルシス不在だなと、20代の芸科学生のような不満申し立てをする気もありません。
何よりも『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』でギャングたちに車に乗る度、律儀にシートベルトを装填させたジョニー・トーが21世紀の現代、クライムドラマを90分に収めた事実に感動します。
そんな事が感動するくらい21世紀の、特にハリウッドの話題作は身の丈に似つかわしくない長尺作品がのさばりすぎている。
こんなグランドホテルスタイルをマーチン•スコセッシやクリストファー•ノーラン、タランティーノが撮れば、これといった理由もないのに150分以上になるだろうと確信出来るからです。

昨日再鑑賞した中島貞夫の『多十郎殉愛記』もあれだけのオマージュと、見せ場を盛り込んでやはり90分程度で収めている。
同時にこの『ホワイト•バレット』も『ゴダールの探偵』を極端に単純化させ、『戦艦ポチョムキン』の階段シーンもしっかり盛り込み、香港映画お馴染みのズッコケ刑事も登場し、鮮やかな銃撃場面をたっぷり描いて90分程度に収める倫理性の高い職業意識には本当に唸る他ありません。
真の映画専門作家だと思います。
珍作!脳外科病棟へ強盗犯の一人が担ぎ込まれたことから始まる群像劇で生命の不条理が描かれている。終盤の凄まじいおもしろ銃撃シーン以外は比較的シュールで不思議な展開が続く。
銃撃シーンの凄まじさは一度見て欲しいんだけど、延々とホワイトバレットの歌が流れるなか弾丸に注目しないバレットタイム演出が開始され停滞した時間の中で人は飛び回転し偶然に生命を拾うもの失うもの銃撃戦に関係なく踊るもの関係なく死すもの生命の不条理な繋がりを余すことなく伝えてくる。めちゃくちゃ面白いけどなにこれ。
kirio

kirioの感想・評価

3.7
病院を舞台に刑事・医者・犯罪者の三者によるプライドをかけた心理戦…からの大パニックからアクション映画に!

それぞれのシーンの熱量バランスがややおかしいが、クライマックスの銃撃戦は見もの!(1カット&スーパースローの時間差みたいな?)

変な映画だけど、おもしろかった
kaji

kajiの感想・評価

2.0
とにかく女医のトンにイライラ。
もっと最後に色々あるかと思ったけど、意外と普通だったかな。
カイ

カイの感想・評価

3.8
雪ちゃんのおしりがとても心配でした。

それにしても入院患者たちのキャラが
警官たちよりも立っていた。特に隣の
おじさん(おじいちゃん?)の行動には
何か意味があるのかって勘ぐってしまった。

ヴィッキー・チャオが40代になっても
相変わらず美しい。

そんな彼女は女医役でただでさえ患者
から罵倒されストレス過多なのに
強盗の容疑者が入院してくる。早く
手術したいのに同意しないし警官は
好き勝手やっている。難しい手術
には失敗すると一日で1年分ぐらいの
災難に見舞われる。

ルイス・クー扮する警官は強盗団逮捕
する為に隠蔽工作や違法行為を行う。
正義が行き過ぎた感のある人物。

それまでの病院での出来事が穏やか
であったような事件が起こる。

各所での爆発に加えて病室(ワンフロア)
での派手な銃撃戦に突入。

もうこのシーンが見応えあるしなんと
いっても美しい。血飛沫がこんなに
綺麗だなんて。スローモーションも
見事。ここだけ何度も観たい!

流石ジョニー・トー!と拍手したく
なりました。

久しぶりに観たジョニー・トー作品。
やっぱり肌に合うのかも。
jj

jjの感想・評価

3.5
お医者さんヴィッキー・チャオ先生の憂鬱な一日。鬼刑事ルイス・クーのパワハラ。お笑い要員ラム・シューのドタバタぶり。好き放題言いたい放題やる悪役の人。ワンカット的銃撃戦。ツッコミどころ満載の病院映画。
FongKai

FongKaiの感想・評価

4.7
2回目を2020年7月21日に観賞。
初見では判らなかったが敢えて2度目にして杜琪峰が暗号の様に仕組んだメッセージが読みとれた。
最小限のセリフで流れるように話を運ぶところはさすがジョニートー!と言いたいけれどなんか緊張感がなさすぎて逆にツラツラ〜と時間が過ぎていった印象
銃撃戦シーンが、斬新!
真剣なシーンなのに、笑える。
警察側も、間抜け揃い。
そして、エンドロールの変テコな歌…
>|