移民が借金に縛られ、極貧の日々を送る現実は決して珍しいものではない。本作の中国系主人公ミン・ディンもその例外ではなく、彼もまた借金の重圧に苦しんでいる。しかし注目すべきは、彼や彼の仲間たち、そしてア…
>>続きを読む【テイクアウト】3.9
蛇頭から借りた金利30%の借金の返済が滞りハンマーで殴られ本日中の返済を迫られる主人公ミン。
日本でも2010年まで消費者金融もクレジットカード会社のキャッシングも29.2…
家族のために出稼ぎ目的でアメリカに密入国した英語が話せない中国人ミンのある1日。
彼の仕事はテイクアウト専門中華料理店デリバリー要員。
フィクションだが、ドキュメンタリータッチで弱者のリアルな姿を捉…
ショーン・ベイカー作品を時系列逆にどんどん観ているので「こんな感じで撮りたい時期もあったのか」と新鮮に楽しめた。
途中でワン・ビンを観てる?と思うくらいドキュメンタリータッチ
主人公がとても武器…
ショーン・ベイカーの魅力って、倫理的な優しさを情けないユーモアと正しくないキャラクターでかわすところにあると思うが、本作はその方法論が確立されてないからかむき出しのキツさがあってそれはそれで新鮮。に…
>>続きを読む個というそれぞれの人生が織りなす、集合体の社会。その中で個の意思など、なんら関係なく社会は無慈悲に流れ、時に味方し、時に攻撃してくる。
できる限りの誠実さを持って生きねば、社会は味方してくれない。
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ショーン•ベイカー初期傑作選にて。
iPhone登場前の小型ビデオでショーン•ベイカー自身が撮影したとか。小回りきき、ドキュメンタリー風のリアル感がある一方で、カメラの動きが激しく、ズームイン•ア…
ドキュメンタルな超絶アウェイ労働映画。矢継ぎ早に切り貼りされる主人公の勤務風景に静観以外の選択肢はない。耐えた先に待つ、厳格な眼差しがポジティブに歪曲される瞬間。さすがに歓迎してしまう。調理場でパン…
>>続きを読むショーン・ベイカー初期傑作選にて劇場で。
借金の返済日に、必要なお金をなんとか工面しようとする飲食配達員の一日を描いた作品。
マンハッタンの中華料理屋が舞台で、主人公たち従業員はおそらく不法移民…
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