トニー・ガトリフ監督作品…初鑑賞です…。
エーゲ海に浮かぶギリシャのレスボス島…。
ヂャム(ダフネ・パタキア)は叔父のカクールゴス(実際はステップファーザー)から、イスタンブールに行って古い船の部品を探して買って来いと頼まれ、物語はスタート…。
レスボス→イスタンブール→レスボスの往復の旅…ロードムービーです…。
彼女はバックパッカー、リュックにバグラマとブズーキというギリシャの民族楽器を持ち出発!!
途中、アヴリル(マリーヌ・ケイヨン)というフランス人少女と出会い…様々な問題をクリアーしながら目的を達成しようとします…。
アブリルのパスポート問題で国境警察を相手に交渉する場面や閉まっているホテルの支配人に一夜の宿を請う場面…ヂャムはレベティコというギリシャ音楽を歌い踊って全てを解決していきます…。
音楽のシーンはどれも陶酔の喜び…どんな試練をも乗り越える力を与えます…。
何と言ってもヂャムを演じるダフネの魅力!! 彼女の野生的な自由さ、魔性的なアピール、歌、踊り…捨て身とも思えるパワーのある演技に脱帽!!
ヨルゴス・ランティモス監督のショートムービー『Nimic』ではインパクトのある恐ろしい役を演じていたダフネ…とても不思議な魅力を持った女優さんで注目したいです…。
叔父にも注意された「ノーパンで歩くな!! 」… しっかりノーパンで足も広げちゃいますっს 歌や自由を奪った祖父…そのお墓の上にお○っこもしちゃいますっს また、アヴリルにあそこの毛を剃ってもらいますが…ちょっとずつ伸びてきて気になって仕方ありませんっსもう、可愛くて目が離せないです…。
そしてホテルの屋上、たくさんの白いシーツが干されている中、ヂャムとアヴリルの追いかけっこがとても美しい…ちょっと匂わせも…。
当時のレスボス島はシリアからの難民問題もあり、夥しい数の難民が漂着したであろう浜辺…そこに捨てられた救命具のゴミの山には絶句します…また、企業の倒産で絶望し自殺しようとする男やストで閉ざされた駅など…社会背景にも触れますが、そんな中でも、音楽の持つパワーを存分に感じ取れる作品…。
レベティコや踊り…ギリシャの民族楽器の素敵な音色を堪能出来ます…ヂャムが全裸でバグラマを弾く姿も神々しい…。
✎︎ YouTube (希語・仏語音声、英語字幕)ですෆ*
thanks to ; leylaさ〰︎ん *✲゚*。⋆♡ོ
leylaさんからおススメ頂いた『愛より強い旅』は観ることが出来なかったので…同監督の今作を観ることにしました…。