小松菜奈さんの涙はこの映画でも儚くて、苦しくて、美しかった。
大切な人との未来が更新されていかないことも、思い出が頭の中だけで反芻されて薄れていくことも悲しくて、そこから歩き出すのも立ち止まるのも紙…
声を録ってる時の小松菜奈がめちゃくちゃに良い。溢れ出る感じも言葉にしてふっと切れる瞬間も、あのシーンを見れただけでもこの作品を見た意味があるなと思えるくらいに。
作品自体不思議でちょっと不気味だけ…
ひとつのキャラバンが始まり、また次が始まる。また会える人がいる。二度と会えない人もいる。
公開当初、近隣の映画館で公開がなく見られなかったもの。小松菜奈と宮沢氷魚、美しすぎてずっと見ていられる。。…
何かが光って見えるような、
よしもとばななさんの作品ではそんな現象がkeyになることが多い。
静かに進む作品の中に
大切な感情や、大切な時間が流れてる
小説の言葉は映像化しきれない、きっと難しさ…
いなくなった人の声はもう自分の中にしか無いって台詞
なんの変哲もない日常の話も、もう記憶の中の話を何度も反芻するしかなくて、新しいエピソードが更新される事はないって言うのが、とてつもなく寂しいって…
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