顔芸がすごい。サイレントだから大げさな演技なのはそれとして、顔のドアップが多いからすごく迫力があったな。最後の火刑台のシーンは、ちょっとトラウマになりそうで観るのがつらかったな…。これで、カール・テ…
>>続きを読む■奇跡の映画 カール・テオドア・ドライヤー セレクション■
以前から見たかったカール・テオドア・ドライヤー氏の作品。
『裁かるゝジャンヌ』
『奇跡』
『怒りの日』
『ゲアトルーズ』
…
圧倒された。映画館で観れて良かった。
全編ほぼ人物のクローズアップですすむサイレント映画なのに、ここまでスリリングだとは。
悲嘆、恐怖、侮蔑、畏敬、狂喜。感情の物量が途轍もない。
100年残る映画と…
▪️Title : 「裁かるゝジャンヌ」
Original Title :「Joan of Arc La Passion de Jeanne d'Arc」
▪️First Release…
ゴダールの「映画史」から永遠と突きつけられている問い、映画の芸術的可能性とは、物語ながらも言語という制度に対抗しうる可能性というただそこにしかない。
ブレッソンが批判したような表現主義的な方法、あ…
聖性、英雄性を剥ぎ取ったジャンヌ・ダルクを撮った今作はかなり圧迫感のあるものだった。ほぼ全てがクロースアップで撮られる。司祭たちからはありのままの姿ではなく、絶えず目配せをし、まるで仮面を被っている…
>>続きを読むこりゃあ凄い
良いショットのみで構成されている。
シュルレアリスム的のっぺり感がある不思議な画づくりの中で、人の顔面ドアップが生々しく迫る。
基本的に固定で撮られているが(横移動はあれど)、ゆ…
(c) 1928 Gaumont