わが生息地では上映がなかったフランソワ・オゾン監督作。しかも大好きなソフィー・マルソー主演作。配信でやっと観ることができた😌。
85歳の父アンドレが脳卒中で倒れ、意識を取り戻したが思うように身体を…
こまった老人映画。
老人映画はいい。人としての醜さが一挙手一投足に現れるからだ。若いとついついいろんなものに絡めとられ、人が人として現れない。恋愛だとか、友情だとか、大義だとかつまらないものに…
フランス映画の恋愛観とか死生観って、野生的で本能的で、生々しくていい。
カトリック圏でありながらもルソーなどの哲学にはじまり、実在主義によって社会や宗教的な善悪とかモラルよりも自由で欲望的なものを重…
「人生を愛しているからこそ、尊厳を持って死にたいんだ」(オゾン監督インタビューより)この先医療が進歩し、いつまでも脳だけが生きられる様になった場合、それでも生き続けるべきと言えるのだろうか?とは言え…
>>続きを読む尊厳死についてとても考えさせられる映画。自分ならどう思うんだろう。
愛してる人が死を望んでいたら死なないで欲しい、生きていて欲しいと思うけどそれは自分勝手になってしまうのかなーーとか色々考えました。…
死が近づくにつれてみせるあの穏やかな表情。命の価値に対して人の尊厳とはそれをも超えるものなのか。立派なことはまだ書けそうにない。どうあれ、かかわる人達から感謝されてその日はむかえたいもの。全然生きる…
>>続きを読む先日ネットの安楽死映画の記事で、確かハネケ、アルモドバルと並んで、この作品が取り上げられていた。
父と娘という関係のため、また脳卒中で出来ることが出来なくなるという状況のため、自身の父のことを思い…
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