次郎長三国志 第七部 初祝い清水港の作品情報・感想・評価・動画配信

「次郎長三国志 第七部 初祝い清水港」に投稿された感想・評価

さりげなく性癖大発表会だった…
母のいない清蔵が泣きながらお仲がおっかあだったら良かったのに…姉ちゃんだって親分が好きなんだろ!と叫びお仲もつられて泣き出したかと思ったら
お仲が清蔵を泣くない!泣くない!と叱りながら右から左から顔を出して縛り上げる芝居…二人の頬は涙に濡れ続け…というところの迫力がとんでもない そしてそのまま旅に出るお仲…
その後お蝶の百箇日に仇の久六に似ているという理由でフグを食べ始める次郎長一家
フグをたいらげみんなでしみじみお蝶を偲ぶ一家に毒がまわって腰も立たねえよ…とかしみじみ言い、親分が涙を流すところも性癖感じた
法印の「アホくさっ」が久々に聞けて嬉しいです。二十歳の長門裕之の可愛いこと!
teru1962

teru1962の感想・評価

4.0
諸事情により、観る順番が逆になってしまう。しかし、主役たち以外の人の動かし方が凄すぎて刮目。まあ、少し話とキャラクターがハマらないところはある。マキノ師匠は、小堀明男が好きじゃなかったらしいが後発のリブートに比べてアタマ半分だけ抜けてる感じは誰も出せてない。偉過ぎないのが持続してる。そして最後は幸せな終わり。
ICHI

ICHIの感想・評価

3.4
シリーズ第七作にして、初めて物足りなさを覚えた。物足りないというか、腑に落ちない。長門裕之演じる母のいない若造がお仲に「母ちゃんになってくれ」と言って二人で涙するのがよくわからない。恋の告白のようにも見えるし、次郎長と結婚してくれということのようにも見えるし、でも何でお仲?お仲も何で泣く?単なる同情?それから一家の面々で半丁を競うシーンの意味がよくわからない。そして何よりフグに当たったふりをして復讐するのがよくわからない。仇の久六を油断させて誘き寄せるためなのだろうけど、久六が近くに来ていることを知っていたのか、敵がいない部屋の中でフグに当たったり、次郎長も「俺も食うぜ」とかやってるのって、誰に向けた芝居?この映画の観客?久六たちが乗り込んできて次郎長たちがフグの毒でヘロヘロになっている場面を観た時、何でシュールなんだ、と思ったが、次郎長たちが颯爽と刀を抜いた瞬間、湧き上がったのは高揚感よりも困惑だった.物語の手法の違いなのかもしれないし、マキノがの描きたいことは別のところにあったのかもしれないが、今回は腑に落ちない気持ちを抱えて劇場を後にしてピツキーヌとヴィオロンに向かったのだった。
前作で死んだお蝶の不在が本作の通奏低音になっている。その上で、前半は喜代蔵(長門裕之)の亡き母への想いが重なっていく。喜代蔵とお仲がお互いに泣き合う場面がマキノ節だ。喜代蔵が「次郎長はお父さん、お仲姉さんは次郎長と夫婦になってお母さんになってくれ」と大泣きすると、お仲も切なくて泣き出す。「俺に泣くなと言った姉さんが泣いてる」とまた二人して泣く。マキノはこの泣き芝居が全て外し芝居になる。真似できない芸当だ。
本作は忠臣蔵の作りである。次郎長一家は馬鹿を装って久六を誘き寄せようと図っている。主役はお蝶の位牌だ。ズラリと一家の刀が封印されている。本作はひたすら泣く回だ。そして鎮魂から敵討ちへ爆発する回である。お蝶の49日、一家は博打で命運を占う。次郎長はお蝶の丁を張り、子分たちは遠慮して半を張る。しかしまさかのお仲のミスで半。また全員が泣く。
前半、喜代蔵の仲間の子供たちが走り回る。パッと散ると次郎長が来る。リズム感がいい。そして歌。お仕置きを食らった喜代蔵が子分たちに詫びると皆んなに担ぎ上げられて「わっしょい!わっしょい!」この明るさがいい。
後半はお蝶の百ヵ日の仇討ちである。次郎長ゆかりの面子が次々と集まってくる。そしてまんまと罠にハマった久六一家との大出入り。ラストは久六を担ぎ上げての「わっしょい!わっしょい!」いよいよシリーズはラストへ!
hachi

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4.6
お蝶の百か日が終わるまでは博打も喧嘩もしないと決めた次郎長一家。
いつまでも久六に仇討ちをしないことで、街中では次郎長一家も終わりだなと陰口をたたかれる始末。

そこへ沼津の佐太郎とお徳がやって来て、次郎長は彼らに店を持たす。
そこへ仙右衛門の許嫁おきぬ、大政の妻ぬい、小松村の七五郎とお園もやって来る。

次郎長に預けられた喜代蔵も若いながら手下を連れていて、賑やかになってくる。

怪しい旅人がちらほら増える中、次郎長一家はフグで宴を催すが、なんとみんながフグに当たってしまう…
そんな中に怪しい旅人だった久六の手下が大集合し、久六とともに殴り込みに来る!
身動きが取れない次郎長一家。
ところが忠臣蔵の逸話のごとく、久六を欺いて返り討ちにする。
amin

aminの感想・評価

4.1
出てこないけど、物語の中心にいたのはお蝶であった。耐えて耐えて、耐え抜いて爆発する。前作に続いて、あの野郎をぶちのめすぞ、というテンションがこちら側にも伝わってくる。素晴らしい高揚感でした。余談だけど、7作目で次世代感が出てくるところも、スターウォーズみたいだな、と思ったりした笑
iori

ioriの感想・評価

4.0
第六部の兇状旅編が終わり、清水でお正月を過ごす次郎長一家。正月の晴れやかな空気の中お蝶の不在がなんとも悲しい。

全体通して見ればこのようなのんびりした回があっても良いかなと思った。ここまで来ると次郎長一家に感情移入しているので第七部に関しては点数も甘め。

(あの若者リーダー役の泣きの演技だけはどうにかして欲しかった。くどかったかな。)
マキノ雅弘監督による「次郎長三国志」シリーズ第7弾。

前作でお蝶を失った次郎長一家のその後を描いた作品。

まるで「忠臣蔵」のような雰囲気を醸し出している内容と共に、恋心を強く描いている。

お蝶を失った次郎長一家は、百か日を迎える迄は、お酒も喧嘩も控えると誓っていた。

しかしそんな次郎長一家に対して世間は、何故、敵である久六を討たないのかと疑問を抱く。

お仲は旅に出て、三五郎と大五郎は女性と仲良くし、文七の息子である喜代蔵は子分達と色々動いたりしている中、百か日が近づいてくる…

今までの作品に比べると前半はあまり面白みは無く、いまいち没入出来ない。

しかしフグの下りあたりから急激に面白くなり、やっぱり次郎長一家は格好良いという結論に至る。

久六との戦いに至っては、前作から続く鬱憤を見事に晴らしてくれる展開だった。

個人的には佐太郎とお徳に料理屋を任せる辺りが、さすが親分っ!と思わず興奮してしまった。
まぁ何というか珍作というか。中々乗りづらい展開ばかりで個人的にはこれまでの作品に比べやや消化不良な感じ。丁半のシーンもお仲と喜代蔵のシーンもどう見ていいか分からなかった。そもそも、なぜ四十九日、百が日を映画にしたのだろうか。すぐ仕返しのシーンが見たかったのだが。

これまでの登場人物がみな集合したりするのは嬉しいし、フグに当たるところもおもしろかった。
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