▼22/10/01 京都シネマ
ポスタ-ビジュアルは 裸足にならんかったけど、京都劇場公開おめでとう!!
磁場を自由に操れない.. 不器用にしか触れ合えない2人の距離が痛々しい。
舞台挨拶…
いいカットが多すぎる!!2人でスパゲッティ食べるシーン、プールでボート乗ってるシーン、アンテロープキャニオンの音を録るシーン、刑務所の壁に指を這わすシーン…
2人の抑圧された気持ちと幼さと拙さ、今す…
演出なのか鼻炎症なのか、はたまた癖なのか俳優が文字通り終始鼻を啜っている事がどうにもこうにも不快に感じた。
それなりに映画を観てきて、鑑賞中にこんな不快な気持ちを味わい続けたのは初めて。
作品自体…
「なんで人はさ、みんな触れられる人を見つけ出せんの?」
「え?」
「いや、なんか俺には磁場がある気がするんだよね。手に届く場所に人はいるのに、反発して触れない」
ウォン・カーウァイとタランティーノ…
みどりちゃんのために作った、音だけのかりそめの世界は、いつしか2人の本当の世界になっていた。
終盤の突き放したかのようなスピード感を、2人の音の世界が引き止める。
眩しくて痛いけれど、決して手放した…
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