『この苦悩からの解放は、希望かさらなる絶望か』
出自に悩む弁護士が他人に成りすましたまま死んだ男の謎を追うサスペンス映画。編集の滑らかさで素っ頓狂な設定をゴリ押しするパワープレイが魅力的だが、観客…
真実を知った時に、里枝が言った「知る必要はなかった」という言葉が全てだと思う。
自分と関わった時間で、彼がどんな人だったか、自分の記憶にどんな彼がいるか、が全てで、彼の過去なんて周りからしたら大し…
ずっと「ある男」とは誰だったのだろうか、この国で「自分」を生きているだろうか、「自分」を生きられない人を想像したことがあっただろうか…と、想いが溢れる。
難解なテーマを映像で説得力ある表現ができる…
「ある男」製作委員会