石川慶(蜜蜂と遠雷)
妻夫木聡、安藤サクラ
ルネ・マグリット《不許複製》1937年
安藤サクラが涙するシーンで始まる
変わりたいと願う者
過去を消したいと思っても、過去はいつも自分にまとわりつ…
「ある男」というのはきっと、この映画内に出てきた男性登場人物全員を指してるような気がした。
何度も何度も自分に新しい自分を塗り重ねていく。
精神的にも。肉体的にも。そして名前そのものにも。
本作…
不許複製の絵画とこのストーリーから解釈できることは色々あるが、シュルレアリスムを用いるということはその解釈も委ねるということなんだろう。敵や悪が密集しているところがなく、日常の中に無意識な悪意が満ち…
>>続きを読む「ある男」製作委員会