映画「ベニスに死す」で美少年タッジオを演じ、"世界で一番美しい少年"として一躍注目を浴びたビョルン・アンドレセンのドキュメンタリー。
「ベニスに死す」を観て以来、気になってた作品。
あのとてつもな…
ルキノ・ビスコンティ監督の「ベニスに死す」で少年タジオ役を演じたビョルン・アンドレセンの50年間に迫ったドキュメンタリー。巨匠ルキノ・ビスコンティに見いだされて映画出演し、世界で一番美しい少年と称賛…
>>続きを読むイケメンに生まれたら人生イージーモードだと思っていた。そんな自分を一発殴りたいぐらい。美は商業的搾取の格好の餌食であり、偏愛者からの注目の的にもなる。世の美男美女もなかなかに大変ではないか、いや、ビ…
>>続きを読むビョルン・アンドレセンの地獄について。
「ベニスに死す」を撮ったヴィスコンティはイタリア貴族の傍流で、本当のブルジョワジーだった。
ビョルン・アンドレセンには父親がいなかった。誰に聞いても父…
ビョルン・アンドルセンのドキュメンタリー。
彼の悲しい記憶についてはこうして映像という形にしなければ、人々に知れ渡ることはなかったと思う。
個人的には「ベニスに死す」を観てからが圧倒的におすすめ
こ…
映画出演後タッジオとして表舞台にでる事を余儀なくされ、大人たちの餌食となってしまうビョルン・アンドレセン。
繊細で内気な少年には耐えがたく、その後の人格形成にも大きな影を落としてしまう...。
日…
父は誰か知らずに、母は森で遺体として発見、祖母に育てられるもヴィスコンティに売られる。
16歳の少年にとって母の死、世間からの突然の注目、多忙な日々、性被害は彼の人生に大きな陰を落としている。
…
自分の涙もひどいものに思えた。だけど同情とも違う、あまりに悲しい。父を知らずに父になり、息子を失う。
死んだように生きる。
母の詩との重なりに言葉が出ない。
娘が大人になり、父は子供になり、母娘のよ…
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