不穏な青春サスペンス、サイコパスの柔らかい部分にまで踏み込もうとする脚本に野心を感じた。
デジタル・スカー問題やLGBTQ要素もうまく採用、現代若者気質を多彩に表現する。
また群像劇の体裁を活用する…
諦めていた人生の中で
ふと湧いてきた恋心
唇を重ねた時に感じた
本物がするりと逃げ出して
少しズルいと思ったけれど
私は彼で隙間を埋めた
好きの気持ちには偽りはなく
嘘のない心に魅かれたようで…
ショパンが流れる映画はあんまり好きじゃないんだけど人間の多面性を描いた映画で面白かった。
主演のムーン・リーは台湾の伊東蒼という感じの困り顔が魅力的な女優で非常によかった。他の演者も皆表情で語る演…
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現代の台北を舞台にし、先進国の大都市を代表するその街にいる若者たちの登場人物がそれぞれ抱えている孤独と様々な不安は「青春弑恋(シレン)」のストーリーの土台になる。ある衝撃的な事件を受け、人生が翻弄さ…
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かなり確率の低い偶然に頼りまくっているので群像劇としての出来は少し減点だけども、大筋としては面白かった。
スマホの通知に邪魔されながらのキスシーン、現代劇として素晴らしい。
スポットライトの当たる…
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予告を見て絶対観たいと思った作品。
もっともっとバッタバッタ人を殺すのかと思ったらそうじゃなかったけど逆にそれがエモいのだ。
実際にあった事件を基にしてるらしいんだけどまだ探せないなー。
それにして…
弑とは目上の者を殺害するという意味がある。劇中では主人公ミンリャンが勝手に「お世話になっている」AV女優モニカに対する付きまといと、歪んだ暴力行為のことになる。
また、シレンは試練を連想させる。最も…
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