カンヌ国際映画祭批評家週間でプレミア上映され、注目を集める女性監督ラウラ・サマーニのデビュー作は、困難や抑圧に立ち向かう女性の物語。20世紀初頭のイタリア北東部、女の子を死産したアガタは悲嘆に暮れていた。洗礼を受けられずに亡くなった赤子は、永遠に辺獄をさまようと信じられていたからだ。だが、一瞬だけ死んだ赤子を蘇らせ、洗礼を授ける教会があると聞き、苦難の旅に出る。
都会育ちで繊細な少年ピエトロは、山を愛する両親と休暇を過ごしていた山麓の小さな村で、同い年で牛飼いをする、野性味たっぷりのブルーノに出会う。まるで対照的な二人だったが、大自然の中を駆け回り…
>>続きを読む1945年12月のポーランド。赤十字で医療活動を行う若きフランス人女医マチルドのもとに、悲痛な面持ちで助けを求めるシスターがやってくる。修道院を訪れたマチルドが目の当たりにしたのは、ソ連兵…
>>続きを読む第76回カンヌ国際映画祭「監督週間 」正式出品 ロシア南⻄部の辺境、乾いた風が吹きつけるコーカサスの険しい山道。無愛想な目をした16歳の娘と寡黙な父親。二人は移動映画館で野外上映をし、ポル…
>>続きを読むグアテマラの高地。マリアは、火山のふもとで農業を営む両親と共に暮らすマヤ人の少女。父親は生活苦から、マリアを地主の後妻に嫁がせようとしていた。ところがマリアは、農園で働く青年の子を身籠って…
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