群像劇としてよく出来ている。
それまで追っていた人物からすれ違った人物に流れるように視点を移してターゲットを切り替えていく独特のカメラワーク。それによって白人の市長や検事などの富裕層から貧困層の黒人…
撮影監督ロバート・リチャードソンの良い所が全部出ている。
群像劇として、1ショット内で人物が移動するとそれを追い、通りがかった別の人物へとスイッチしていくカメラワークが長回しを長回しと感じさせない…
冒頭の5分くらい観れなかった。
色々な人の問題が作中で描かれていて、途中まで登場人物の顔と名前を一致させるのに苦労した。
ラストのニックとバスケをしていた人のシーンや、少年と先生のシーンなど良かった…
見終わった瞬間
「これはすごいな」と声が出た。
これは、すごい。
タイトルが秀逸。
このタイトルをつけたセンス。
余計なことをせずに直訳した日本スタッフ。
勇気がいることだったろう。
よく直訳にと…
アメリカの移民系コミュニティを舞台にした群像劇。貧困や犯罪に溢れるスラムの実情が描かれる一方で、悪徳市長や警察、政界進出を目論む人権派検事の姿も描かれ、登場人物がとても多い。
ただ、強烈な事件が起…