メイトワン-1920の作品情報・感想・評価

「メイトワン-1920」に投稿された感想・評価

ジョン・セイルズ監督作品。
1920年、ウェストヴァージニアの小さな炭鉱町メイトワンでは、炭鉱夫である町民が町を牛耳る企業に対してストライキをしていたが、企業は対抗して貧しい黒人やイタリア移民を雇い入れる。そんな折、クリス・クーパー演じる労働組合の煽動者ジョーが現れるが・・・という話。

団結という言葉がぴったり来る映画。町民が企業に対抗して、黒人、イタリア系移民、いろんな人種の人々が団結し、協力していく。キャンプで町民が演奏していると、他の民俗がその演奏に加勢していく様がそれを象徴していて良かった。
悪人は分かりやすく悪人として描かれる。
主人公ジョー役のクリス・クーパー、黒人フュー・クローズ役のジェームズ・アール・ジョーンズの演技が良かった。クリス・クーパーは『遠い空の向こうに』でも炭鉱夫の親父として出ていた。やっぱりいい役者。

炭鉱内、夜の町等暗い画面が多い中、火の灯り、月の光、ヘッドライト、銃の発射光等を用いていた。照明の具合が面白い。

最後の銃撃戦が良かった。撃たれた際は血が吹き出し肉片が飛ぶ。『リトル・オデッサ』でもそうだったけど、洗濯物越しでの銃撃戦は画になる。死んだ後も銃を6発ぐらいぶちこむ老婆の憎しみがすごい。

VHSで見たのできれいな画面で見てみたい。
HDD→BD-Rのさなかにふと…【6】

HDⅮを整理するために録画リストに目を通していると、これってどんな内容だっけ?となり一部再生しては思い出し停止ボタンを押す。
もうこの作品は再鑑賞しないだろうと思えば削除し、時間が経ったら観たくなるかもといった作品はBD-Rに焼く(現在は光学ドライブ故障中のためBD-Rに焼いておきたい作品を選んでいる)
それがスムーズにいけば作業もはかどるのだが、ついついラストまで観てしまい、あぁ~面白かったで眠くなって作業終了なんて日がザラにあってちっとも前に進めない(*´з`)
先日いつものように、「アメリカを売った男(←ある敏腕FBIの捜査官がスパイであると解っていながら決定的な証拠がないために、訓練捜査官を補佐として付けこっそり彼の一部始終を報告させる中で繰り広げられるやり取りはスリル満点♪)」を再生し、クリス・クーパー激カッコいいなぁ~なんてダラダラ観ていたのと「グリーンブック」でのイタリア人と黒人の差別描写とで、お気に入りの本作を思い出した(思い出し前置き長すぎ(=゚ω゚)ノ)

未だにDVD(Blu-ray)化されず…なのですが炭鉱映画のド傑作なんですよね~
まぁ~よく言われるのが西部劇的な手法を取り込んでいるということなんですが、ここまで来るともう炭鉱夫による炭鉱会社からの独立戦争(組合設立のため)といってもよいでしょう。
何があろうと仲間を決して売らない男気に痺れ、観た者誰もが魅了される銃撃シーンは一見の価値あり!
それと母としてではなく妻としてでもなく女としての涙を流す母を見つめる息子の姿がなんともやるせなかった…
アメリカンニューシネマを彷彿させるラストのナレーションも上手い。
演出は勿論、ジョン・セイルズの書く本はホント魅力的です♪
でもって、若き日のクリス・クーパーめっちゃ男前なのですが、作品の中での男優賞はデヴィッド・ストラザーンにかっさらわれています★
私が知る限り、デヴィッド・ストラザーンのオールタイムベストアクトではないこと思う☆彡
ルー蔵

ルー蔵の感想・評価

4.0
クソ野郎と英雄は一緒に死ぬ。

ギャンブラー思い出した。炭鉱の街が良い。キャンプも良い。
m

mの感想・評価

4.5
2年ぶりに見たけどクッソおもしろかった。

炭鉱会社の用心棒のクソっぷりが、ラストの超絶妙かっこいい銃撃戦のカタルシスに繋がる。
銃を手にする炭鉱夫たちのカットバックも巧いし、奥さんが洗濯物越しに銃ぶっ放すとこで興奮した。
用心棒の死体に何発も打ち込んでる女の姿が忘れられない。

暗闇のシーンが多くてVHSじゃまともに見えなかったから、ブルーレイを発売してほしい。
李香卵

李香卵の感想・評価

4.3
当代きっての社会派映画監督ジョン・セイルズにしか作れないアメリカの黒歴史を描いた非常に重厚で堅苦しい作品。名手ハスケル・ウェクスラーによる渋味ががったセピア調の映像や忠実に歴史を再現したセットや風俗描写は超一級のもの。
商業主義に背を向け続けるセイルズの頑固さが良く滲み出ている秀作。
rico

ricoの感想・評価

-
古いVHSで画質ぼやけすぎ案件により点数放棄。
炭鉱主vs労働者というシリアスなお話ながら、淡々と静かに進む。後半の緊張感はいい。

うぃるおーるだむくん、って聴いたことないので後で聴いてみることにします。
ムチコ

ムチコの感想・評価

4.5
途中あんまり卑劣で地団駄ふむ勢いだった自分の冷静を欠いた態度に☆マイナス0.5
dailyfroth

dailyfrothの感想・評価

4.5
組合を結成して正当な権利を勝ち取ろうとする炭鉱労働者とこれを暴力や奸計を交えて屈しようとする会社側との闘いを描く作品である種の啓蒙としても活劇としても面白く、単なる勧善懲悪に終わらないのもいい。UCLA映画テレビアーカイブ 復元映画コレクション
のん

のんの感想・評価

4.2

1920年前後にアメリカの炭鉱町で実際に起きた、労働争議を題材にした社会派ドラマ。

クリス・クーパー初出演作品なのかな。

社会派好みの私には傑作。

様々な価値観を持つ個人と集団の結び付きと対立がせめぎ合いラストに向かうストーリーが緻密で、どのキャラクターが主役でもおかしくないほど。

西部劇的要素も取り入れて観る者を引き付ける。
いやぁ~、びっくり。

どこまで事実に基づいてるのかはわからないけれど、当時の(今もかも)アメリカの極端な「赤嫌い」、「自分のものは自分で守る」という信念と銃社会の深い結び付き。
それらの激しさを改めて感じた作品。
また、資本家が労働者を貪る搾取の構造がわかりやすく、より巧妙な特権階級の資本主義的現代においても示唆するものは大きい気がする。


スクリーンで観ることが出来て良かった。
ストラザーン、結婚して!

そういえばストラザーンと町長とのややこしさのさりげない描写もよかったな。町長のダイナーにストラザーンが来たときに後ろに佇む元恋人。
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