佐藤忠男『映画で日本を考える』を読んで世界から愛されるアメリカが実際は世界(中東)から憎まれている構図を示した映画で、アメリカが中東の石油で利益を得ていることを描くのだがそれがどうしたという気持ちに…
>>続きを読む堂々と政府批判ができる
アメリカ映画業界。
"シリアによる平和"を意味する"パクス・シリアーナ"から流用したタイトルの本作は、CIA工作員、エネルギーアナリスト、シリアナ国王子を中心とした展開で、…
CIA工作員だった ロバート・ベア『CIAは何をしていた?』を、スティーヴン・ギャガンが監督・脚色。中東の国シリアナの石油利権をめぐる国家間の争い。製作総指揮ジョージ・クルーニー、スティーヴン・ソダ…
>>続きを読むタイトルとキャッチコピーに惹かれて視聴。
そっち系の話かと思ったら、色っぽさの欠片もない全く地味な作風だった。(そんなキャッチコピーなのに内容を的確に表しているというのも個人的にツボw)
アメリカ…
この手の陰謀系は元々苦手なんですが、中東のオイルビジネスを巡る攻防はなるほどなと楽しめました
ただ、ただでさえややこしい陰謀サスペンスを、グランドホテル形式でやるという暴挙。もう、何が何だか。
結…
『シリアナ』で描かれるのは「正義」でも「悪」でもなく、資本と権力の流路そのもの。物語に主人公は存在せず、CIA、石油企業、ロビイスト、王族、労働者といった断片が絡み合い、最終的には一枚の見えない網の…
>>続きを読むアラブ某国のエネルギー利権をめぐる人々の姿を描いた群像劇。
一見関係のない登場人物たちが一点に収斂していく脚本は巧みでおもしろい。
架空のアラブ王子、CIA、アメリカの弁護士事務所、商取引アドバ…