H4Y4T0さんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.2

同名小説を基に製作された、同名ミュージカルを映画化した作品。
同タイトルの作品が幾つか存在する中でも、特に評価が高かった本作を長年の敬遠を振り払い遂に鑑賞。

脚本・製作・音楽・撮影どれを取っても高水
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ゲンスブールと女たち(2010年製作の映画)

4.0

作詞家・作曲家・歌手・映画監督・俳優・画家として、マルチな才能を多方面で活かし、現在もなお世界中のアーティスト達に多大なる影響を与え続けるフランスの芸術家、セルジュ・ゲンスブールの半生を綴った伝記映画>>続きを読む

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦中にドイツ軍の占領下にあったワルシャワを舞台に、ポーランド人のピアニスト「ウワディスワフ・シュピルマン」の後半生を作品のモデルとして描いた半自伝映画。

ナチスドイツの侵攻によって、ユダ
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.0

現代宇宙論に多大な影響を与えた理論物理学者のスティーヴン・ホーキング博士の半生を描いた伝記映画。物理学はおろか化け学に無頓着な自分はホーキング博士の顔と名前ぐらいしか知らなかったが、彼が人生全てに捧げ>>続きを読む

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.0

‪『スター・ウォーズ』スピンオフシリーズ第1弾。‬
‪『エピソード3/シスの復讐』と『エピソード4/新たなる希望』を繋ぐ、これまでに語られることのなかった物語を遂に映画化。「外伝」とは言え緻密な構成を
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.5

ラスベガス近郊の砂漠に佇む一軒の錆びれたカフェを舞台に、そこに集う人々の交流をハートフルに描いた映画『バグダッド・カフェ』の完全版。
前々から気になってた作品。期待し過ぎたせいかやや物足りなさを感じた
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

やっと観れた!初っ端からスコセッシワールド全開、いやはやデ・二ーロの演技を観るのはどれくらいぶりだろうか・・・。
元海兵隊のタクシー運転手トラビスが、腐敗しきった世の中に対する不平不満をぶち壊す社会派
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.3

カンヌ国際映画祭の最高賞、パルム・ドールを獲得しただけのことはある!面白い!
これは納得。
ヨーロッパ各国の共同合作ということだけあって、ボリューム・スケール共に壮大。
第二次世界大戦からユーゴスラビ
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クラッシュ(2004年製作の映画)

4.0

ロサンゼルスのハイウェイで発生した1つの交通事故。
その“クラッシュ”が連鎖反応を引き起こし、様々な人々を巻き込みながら不測の事態を招く結果に・・・。
悲劇か或いは喜劇か。ある者には奇跡を、またある者
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

3.9

シドニー・ルメット監督作品鑑賞4作目。
同タイトルの映画『12人の怒れる男』のリメイクでもリブートでもなければ、元祖にあたるオリジナル版。
厳密に言えば、1954年製作のテレビドラマ版に監督が影響を受
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告発(1995年製作の映画)

4.0

フォロワーさんにお勧めして頂いた作品。
アメリカはサンフランシスコ湾に浮かぶ「アルカトラズ連邦刑務所」で行われていた虐待問題や、職員の怠慢さ・杜撰な管理状況を“告発”し、閉鎖に追い込むまでに至る経緯を
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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

4.0

ニューヨークの夜空に突如として現れた“オーロラ”が奇跡をもたらす、タイムパラドックス(時間の逆説)をテーマにしたSFファンタジー・サスペンス映画。
過去と現在の中で交錯する「時空を越えた交流」が親子の
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狼たちの午後(1975年製作の映画)

4.0

社会派映画監督シドニー・ルメット作品鑑賞3作目。
1972年にニューヨークで実際に発生した銀行強盗事件を題材に製作された映画。
主演は同監督作品『セルピコ』で主人公フランク・セルピコを演じた俳優アル・
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ヒッチコック(2012年製作の映画)

3.5

サスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督による『サイコ』の製作の舞台裏、ひいては誕生秘話を描いた作品。
ヒッチコックが好きな人なら間違いなくハマる。
主演のアンソニー・ホプキンスがまたいい味
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旅立ちの時(1988年製作の映画)

4.0

シドニー・ルメット監督作品鑑賞2作目。
両親が過去に犯した過ちが原因で、逃亡生活を余儀なくされた一家の物語。
これまたヘビーな内容だが、作風自体はだいぶマイルドな作りとなっており、主演のリヴァー・フェ
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.0

タイトルにある『グラン・トリノ』とは、主人公ウォルトが引退前に勤めていたフォード社に1972年から1976年の間に生産された車種の名称。
ニック・シェンクが手掛けた脚本にイーストウッドが監督・主演・プ
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セルピコ(1973年製作の映画)

4.0

シドニー・ルメット監督作品鑑賞1作目。
不屈の精神力で揺るぎない正義を貫き通した男、フランク・セルピコ。
そんな彼がニューヨーク市警に務める汚職警官の実態や、上層部の腐敗問題に一人立ち向かう勇姿を描い
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(2001年製作の映画)

2.5

数ある『穴』作品の中から、時には学園モノ、時にはサスペンス、時にはスリラーと多種多様なジャンルを持ち合わせた本作をばチョイス。

全編を通してチープな作りが目立つも、脚本が良く出来ているので最後まで飽
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下衆の愛(2015年製作の映画)

3.5

インディペンデント(自主制作)映画の裏側を舞台に、腹黒く生きる“下衆共”のやりとりを描いたコメディドラマ。
嘘か誠か、あくまで客観的なイメージからなのか、さも実際に起こり得るエピソードであるかのように
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.5

久しぶりの邦画観賞。密かに公開前から楽しみにしていただけに、ディスク版での鑑賞が惜しまれる程、『狂気』と『衝撃』を肌で感じとることができた作品。
こと物語におけるテーマや、ストーリーの基になったエピソ
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12人の怒れる男(2007年製作の映画)

4.3

1997年のアメリカ映画『十二人の怒れる男』を現代のロシアに舞台を置き換えたリメイク版。

張り詰める緊張感の中、陪審員達の痛烈すぎるエピソードも相まってストーリーへの引き込まれ具合が異常。
一度観た
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死霊のはらわたIII/キャプテン・スーパーマーケット(1993年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

『死霊のはらわたII』の正式な続編映画。要はリブート版の完結編。
某世紀末漫画を思わせる個性的なDVDパッケージは「え、これ本当にホラー映画なの?」と疑ってしまいそうになるが、それもそのはず、今作はス
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死霊のはらわた II(1987年製作の映画)

3.4

前作『死霊のはらわた』の続編にしてリメイク版。
スプラッター映画に情熱を捧げる、サム・ライミの執着心たるやいなや。
グロ・シュール・コメディ要素は益々ヒートアップ。残念ながらエロ描写はなかった。
阿鼻
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ドミノ(2005年製作の映画)

2.8

だいぶ前に鑑賞したので記憶は曖昧。
実在した元賞金稼ぎ、ドミノ・ハーヴェイの伝記映画。
1000万ドル強奪事件の首謀者として疑われたドミノが事件の真相を語ると同時に、物語は徐々にエキサイトし始める。
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永遠に美しく…(1992年製作の映画)

3.4

かなり昔に観た記憶。
メリル・ストリープ、ブルース・ウィリス主演のブラックユーモア溢れるファンタジーコメディ映画。

メリル・ストリープが生首姿で会話するシーンだけ何故か鮮明に覚えている。それだけイン
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クール・ランニング(1993年製作の映画)

3.7

ジャマイカ出身のボブスレーチームが、1988年にカナダで行われた冬季オリンピックに初出場した実話を基に制作された作品。

スポーツ系実話映画の中でもかなり“明朗活発”な脚本。
とにかく南国ムード全開で
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チェイサー(2008年製作の映画)

3.7

2004年に韓国で起こった連続殺人事件を基に制作された実話映画。
怖いもの見たさと万国に共通する「サイコパス」の実態を探るべく鑑賞。

とにかく理不尽なまでに暴力的で、精神状態の歪みが引き起こす“凶暴
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

サム・ライミってバカだなぁ(褒め言葉)。
馬鹿と天才は紙一重と言うが、力の入れ具合が他所の映画バカとは違う。
80年代のスプラッターブームの火付け役。
未だにカルト的人気を誇る、言わばカリスマ。このム
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.9

新ロマン主義の小説家アルトゥル・シュニッツラーの『夢小説』を原作に、スタンリー・キューブリック監督が現代的なアレンジを付け加えたロマンポルノ映画。
過激なシーンや性的描写が問題視され、日本では成人映画
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

4.0

『スウェーデン発、観た人が100%幸せになれるハートフル・ラブコメディ』
そのキャッチコピーに恥じぬ完成度の高さ。”SF映画が好き”で“ラブコメが嫌い”な方でもきっと好きになる感動作。

アスペルガー
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アダプテーション(2002年製作の映画)

3.6

スパイク・ジョーンズのヒット作『マルコヴィッチの穴』で高い評価を得た脚本家チャーリー・カウフマンの“脳内妄想パラレルワールド”を奇抜な発想で描いたコメディ映画。
主演のニコラス・ケイジが一人二役でカウ
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ズーランダー(2001年製作の映画)

3.4

主演のベン・スティラーが自ら監督と脚本を手掛け、ファッションモデル界を舞台にした痛快アクションコメディ。

日本でのキャッチコピーは「3%の体脂肪率。1%の知能。」(酷い、誰だよこれ考えた奴・・・。)
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ミザリー(1990年製作の映画)

4.2

スリラー小説の帝王スティーブン・キング原作のミステリー映画。
キング原作映画の代表作としてよく挙げられる作品だが、何故か未鑑賞のまま時が過ぎてしまった。
しかし近年『ゴーン・ガール』や『ノック・ノック
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アマデウス(1984年製作の映画)

4.1

オーストラリアの皇帝に仕える宮廷音楽家アントニオ・サリエリを中心に、言わずと知れた天才作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの物語を描いた作品。

モーツァルトの生涯に渡る功績と、誰もが惹き込
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かいじゅうたちのいるところ(2009年製作の映画)

3.5

モーリス・センダックによる世界的ベストセラーとなった同名絵本をスパイク・ジョーンズ監督によって実写映画化した作品。

かいじゅう達の表情や動きが非常にコミカルに描かれており、ファンタジー要素を余すこと
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