宇多丸さんイチオシの倦怠期夫婦映画で、町山智浩氏も名著“トラウマ恋愛映画入門”の中で紹介していた本作。
監督はあの『雨に唄えば』のスタンリー・ドーネン。
超絶好みな作品でした。幸せの絶頂期と険悪な>>続きを読む
テレンス・マリック、トラン・アン・ユンゆずりの映像美は流石に圧巻。
やや映像美頼みという感じで、ストーリーテリングの弱さ等は目立っていた気がするが、主人公である14歳の第三夫人役の子は本当に透き通る>>続きを読む
シンプルに焦点を絞って、無駄なく描きたいことが抽出されていた。それと本当に子供と同じ目線に立っているという印象を受けた。是枝さんが絶賛するのも納得の超絶自然体な子役演出、演技。
"叩かれて叩き返した>>続きを読む
単に“ロマンポルノ”とひと括りにするには惜しい、神代辰巳監督の実験精神溢れる自由度の高い演出が炸裂した最早アート映画的な手触りの快作。
いくらなんでもモザイクのかけ方はいい加減で、どうにかならなかっ>>続きを読む
『青春の殺人者』の原作者と脚本家のタッグ作で、主人公の男女二人が心中未遂を繰り返すという設定等、やはりアメリカンニューシネマ的な退廃的なムードが作品全体を占めている。
藤田敏八作品としてもこれまでに>>続きを読む
ポン・ジュノとアリ・アスターが選ぶホン・サンス作品ベストとのことで鑑賞。
ホン・サンスの作品はよく初期の作品ほどエグいと言われているが、たしかに最近観た『それから』以上に本作は男女間のこじれ具合、終>>続きを読む
タランティーノやジム・ジャームッシュ、ヴィンセント・ギャロへと脈々と受け継がれる作風の原点がここに。
ゆで卵を頬張るウォーレン・オーツ…
女の子を口説こうとして撃沈するウォーレン・オーツ…
ヒッ>>続きを読む
あの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督を輩出したトロマエンターテイメント作品。
B級&低予算&しょうもない!が売りなトロマ映画だが、本作は思っていた以上にずっと丁寧に作られ>>続きを読む
フリッツ・ラング映画はどれもこれも洗練され過ぎていて、“漢(おとこ)”前過ぎて若干私の手には余ります。
光と影を巧みに操り観客の神経を逆撫でする恐怖描写、抜群のテンポで畳みかける怒涛のアクション。終>>続きを読む
背筋が凍る傑作。
“フランスのヒッチコック” の異名を持つクロード・シャルブル監督作初鑑賞。
ポン・ジュノ監督が『パラサイト~』を作る際に影響を受けた作品として『下女』と共に挙げていたのも納得の家>>続きを読む
『ファイト・クラブ』の元ネタともある種言えるような構造。
人生に絶望している主人公の少年(エドワード・ノートン)が、型破りな婆さん(タイラー・ダーデン)と出会い人生に意味を見出だしていくという物語。>>続きを読む
デビュー作にしてもうほぼほぼ確立されている作家性、ポン・ジュノ節。
ただこのデビュー作はヨルゴス・ランティモスやトッド・ソロンズの作品にも比肩する歪さ全快で、いくらなんでも変な映画過ぎたのか、公開時>>続きを読む
ポン・ジュノもオールタイムベスト映画の1つに選ぶ90年代末を代表する超傑作カルトムービー。
脚本家チャーリー・カウフマンの処女作にして世界中にその奇才っぷりを知らしめた1作。
『her/世界で一つ>>続きを読む
グザヴィエ・ドランが本作をフェイバリットに挙げていて、彼がヒッチコックとは珍しいなぁなんて思っていましたが、観て納得しました。
メインの犯人であるフィリップとブランドンのやりとりや視線の動きからは同>>続きを読む
“寅さん童貞を今年中に卒業する!”という目標を掲げ、無事なんとか卒業。
いや、まさか自分がこんなにも寅さんにハマれる側の人間だとは思ってなかったです(笑)素直にめちゃくちゃ面白かった。
一見、そ>>続きを読む
これまた『ミッドサマー』アリ・アスター監督のお気に入り映画リストより鑑賞。
ケネス・ロナーガン監督というとやはり2016年にアカデミー賞脚本賞を受賞した『マンチェスター・バイ・ザ・シー』が有名で観て>>続きを読む
『ミッドサマー』アリ・アスター監督のお気に入り作品リストより鑑賞。
マイク・リー監督作品は今までに1作しか観てませんが、やはり『秘密と嘘』は強烈な作品でした。スター俳優等は一切出ていませんが、半端じ>>続きを読む
こんな週末(終末)は絶対にヤダ!のオンパレードなダーク・コメディ。
雑誌『プレミア』が選んだ“もっとも危険な25本の映画”の1本に選ばれたのも納得の全編エロスとバイオレス、そして痛烈な文明批判がぶち>>続きを読む
ポスタービジュアルやタイトルからほんわかした作品をイメージする人も多いかもしれないが、完全にアリ・アスター案件。
冒頭、ひまわりのアップと家族四人が仲良く手を繋ぎながら幸せそうに田園を歩いてる姿が写>>続きを読む
“拝啓、リチャード・リンクレイター様”
“ドランは初日!”と意気込むドラン大好き彼女と観に行きたかったのだが、予定が合わず…
翌日に男友達とレイトショーで二人で鑑賞(※『君の名前で~』に続きLGB>>続きを読む
作品全体の軽やかさ、突き詰めなさが心地良い。
この数日で藤田敏八監督作品を3作観てきたが、個人的には兄妹間の物語である本作が一番グっときたし、作品としての出来も良かった。
私は最初は断然森下愛子派>>続きを読む
映画としての出来は正直半端だとは思うけれど、超絶キュートな森下愛子氏を眺めるアイドル映画としては堪らないものがある。
奥田さんも当時、モテただろうなぁ。
アリ・アスター監督のホドロフスキーベストは本作なのだとか。
(※最近はアスター監督のお気に入りリストを片っ端から観ています)。
ホドロフスキーというとやはり“カルト映画”と呼ばれるものの代名詞とも>>続きを読む
アリ・アスター監督のスピルバーグベストは本作なのだとか。
キューブリック原案、スピルバーグ監督脚本という映画史上でも最高レベルの才能のタッグではあるのだが、アメリカ本国では全くヒットしなかった。>>続きを読む
“この10年で最高の1本”
Byジョン・ウォーターズ
いや~傑作。
流石のトッド・ソロンズ先生。
3年前の『トッド・ソロンズの子犬物語』でもそのあまりに不幸な一匹の犬の末路を描いており戦慄させられ>>続きを読む
皆の衆が『テネット』へ駆け込むのを横目に…こちらを。祝!S・クレイグ・ザラー監督作日本初公開。
最高。今年ベスト。70年代の往年のざらついた無骨なバイオレンスアクション映画の雰囲気を漂わせつつも20>>続きを読む
先日観た岡本喜八監督『殺人狂時代』にとても感銘を受けたので、こちらのチャップリン版の方も初鑑賞しましたがこれまた素晴らしい。
チャップリン演じる主人公のアンリ・ヴェルドゥは30年勤めた銀行をリスト>>続きを読む
藤田敏八監督作初鑑賞。
彼が梶芽衣子主演で撮った「修羅雪姫」はタランティーノの「キル・ビル」に多大な影響を与えている話は有名。
本作は日活がロマンポルノに路線変更する前の最後の青春映画ということ>>続きを読む
監督はなんと90年代サブカルのカリスマ的存在であったあのハル・ハートリーの初期三部作《ロング・アイランド・ トリロジー》でヒロインを努めたエイドリアン・シェリー。本作でも主人公の友人役として出ています>>続きを読む
『猿の惑星』童貞卒業しましたペインです(※あと今年はなんとしても寅さんを…)。
いやー、面白い。ナーメテーターでした。今観ても全く古びない鮮烈なビジュアル、猿の特殊メイク、深遠なメッセージ性とエンタ>>続きを読む
“めまい+裏窓+オッパイ”
『ドライヴ』のN・W・レフンや、『アンダー・ザ・シルバーレイク』のデヴィッド・ロバート・ミッチェル等も偏愛するブライアン・デ・パルマ監督作の隠れた傑作(個人的にはそこまで>>続きを読む
若かりしジョニー・デップが主人公の超無能な友人役として出てきます。
このユルさ、おふざけ感は今観るとホラーとして以上にコメディとして秀逸。
夢から覚めたらまた夢!みたいなのは「インセプション」的だ>>続きを読む
「ミッドサマー」アリ・アスター監督が選ぶテレンス・マリック作品のベストとのことで鑑賞。
アニメ版とはあらゆる意味で一線を画した仕上がりのマリック版“ポカホンタス”。
ポカホンタスとジョン・スミスの>>続きを読む
ものすごくバカ丁寧に作られた「バカ映画」。
不謹慎ギャグのオンパレードもここまで突き抜けていたら文句のつけようがないでしょう。本当に凄まじい。
トム・クルーズの表向きのベストアクトが「コラテラル」>>続きを読む
『ミッドサマー』アリ・アスター監督のお気に入り映画リストより鑑賞。
溝口健二の『西鶴一代女』現代アップデート版というような趣すら感じさせる傑作。
より良い人生を求めてアメリカに移住してきた移民女性>>続きを読む
平成ガメラデビュー。
というかガメラデビューです。ガメラってよく見ると可愛いですね。ガメラ萌えしました。
重厚なテーマ曲と同時に画面いっぱいに炎が広がり「ガメラ」の文字がドーン!!このアバンタイトル>>続きを読む