世界初の女性映画監督というだけでなく、映画黎明期のパイオニアで、ハリウッドの映画製作システムの原型を作ったと言われながら、近年までその存在をほとんど知られていなかったアリス・ギイについてのドキュメンタ>>続きを読む
本作と『レンフィールド』の2本の近作を観るだけのつもりが、勢い余ってちょっとしたドラキュラ祭りになってしまいました。
本作の原題は“The Last Voyage of the Demeter”で、ブ>>続きを読む
ブラム・ストーカー原作の『吸血鬼ドラキュラ』を基にした舞台劇の映画化。
公開時に劇場で、その後TVでも観てますが、今回約40年ぶりの鑑賞。
監督は『サタデー・ナイト・フィーバー』『ブルー・サンダー』『>>続きを読む
ブラム・ストーカー原作「ドラキュラ」のダリオ・アルジェント版です。
私は別にアルジェントに思い入れはありませんが、この古典ホラーをどう料理しているのかちょっと気になって鑑賞。
原題は“Dracula >>続きを読む
ユニバーサルの『魔人ドラキュラ』(1931)を観たら、ハマープロの『吸血鬼ドラキュラ』(1958)も観たくなって久々の鑑賞。
『魔人~』の27年後にカラーでリメイクされたのが本作。
本作のドラキュラ伯>>続きを読む
ニコラス・ケイジとニコラス・ホルトのWニコラス主演のドラキュラ・コメディ。
本作を観る前に気まぐれにベラ・ルゴシの『魔人ドラキュラ』を観ておいて正解でした。
ドラキュラの下僕であるレンフィールドは多く>>続きを読む
黒マントにタキシード、オールバックのドラキュラ伯爵のイメージを決定づけたユニバーサルの古典ホラー。
原作はご存知ブラム・ストーカー、監督はトッド・ブラウニング(『フリークス』)。
ドラキュラ役は本作を>>続きを読む
前作の『屋根裏の散歩者』に続き本作も実相寺昭雄監督の江戸川乱歩。
やはり何度も映画化されている乱歩の代表作の一つですが、ストーリーは『心理試験』や『屋根裏~』の要素も混在しており原作とはずいぶん違うよ>>続きを読む
ご存知、江戸川乱歩の代表作の1つ。
何度も映画化されてますが、本作は1994年の実相寺昭雄バージョン。
江戸川乱歩の生誕100年記念作品だそうです。
先日CSで同じく実相寺監督の『D坂の殺人事件』を放>>続きを読む
ジェームズ・ガーナーの出演作を辿っていたらアマプラでこんな作品を発見。
日本未公開ですが実話ベースの大真面目なUFOアブダクション(拉致事件)ものでした。
主演は『ターミネーター2』の“T-1000”>>続きを読む
昨年の作品でなかなか面白かった『コンペティション』の監督(ガストン・ドゥプラット&マリアノ・コーン)の作品をU-NEXTで見つけて鑑賞。
アルゼンチンとスペインの合作です。
かつて故郷を捨て、別の地>>続きを読む
フィクションだとハッキリ謳っていますが、今となってはケネディ暗殺は実際こんな感じだったんでしょ?・・・と思える内容。
オリバー・ストーンのドキュメンタリー『JFK/新証言 知られざる陰謀』を見た後で、>>続きを読む
ケネディ暗殺から60年目にあたる昨年公開されたドキュメンタリー。
監督は約30年前に『JFK』を撮ったオリバー・ストーン。
新たに解禁された機密文書から衝撃の真相が・・・という謳い文句につられて観たも>>続きを読む
ノーマン・ジュイソン追悼その2。
本作もジュイソン監督の代表作の1本、ロック・ミュージカルです。
有名なテーマ曲は何度も聴いたことあるものの、観るのは今回が初めて。
ミュージカルが苦手な私が唯一オー>>続きを読む
ノーマン・ジュイソン監督追悼。
ジュイソン監督作と言えば、『夜の大捜査線』『華麗なる賭け』『屋根の上のバイオリン弾き』などもう何度も観ている古典的な名作群を撮った巨匠。
他に『アメリカ上陸作戦』や『シ>>続きを読む
ジャケ写をパッと見てエイリアンの電話?ソファ?それとも宇宙船?と思っていたら、エイリアン本体でした。
これ正面なのでわかり難いですが四足歩行で、洋服ブラシのような前足(手?触手?)をこすり合わせて会話>>続きを読む
車大好き高校生が手に入れた真っ赤な車クリスティーンは、実は邪悪な力で持ち主を操る呪いの車・・・。
妖刀村正(ムラマサ)の車バージョンとでも言いましょうか。
ジョン・カーペンターらしからぬ傑作2本『遊>>続きを読む
「美しい人生よ~♪ 限りない喜びよ~♪」(歌:松崎しげる)。
この曲(愛のメモリー)がヒットしたのは映画よりもちょい前・・・映画とは全く関係ありませんが。
本作の原題は“Obsession(強迫観念>>続きを読む
監督ジョン・フランケンハイマー、主演バート・ランカスター(本作でヴェネチアの主演男優賞受賞)の力作ながら、アマプラで見つけるまでこの映画の存在すら知りませんでした。
原題は“Birdman of Al>>続きを読む
年明けからあまり観たい新作映画がなくて、1月は劇場はパスかもと思っていたら、本作の先行上映を当日みつけて仕事帰りに鑑賞。
今年1本目の劇場新作は、当たりでした。
ヨルゴス・ランティモスの長編を観るの>>続きを読む
「奥様は魔女だったのです・・・」のサマンサとダーリンのTV版ではなく、ニコール・キッドマンの映画でもなく、それらの着想の元(?)になったと言われるルネ・クレール監督作。
着想の元と言っても、お話はずい>>続きを読む
初見です。『ランボー2・3』や『ロッキー4』と同時期の作品。
スタローン版『ダーティ・ハリー』を目指したというハデな刑事アクション。
でも『ダーティ・ハリー』とかなり違うことはジャケ写が既に物語ってい>>続きを読む
原題は“Post Mortem” ハンガリーのホラー映画です。
語源はラテン語の“Post(後)”と“Mortem(死)”を組み合わせたものですが、医学的には検死や解剖、ビジネスでは反省会や事後評価の>>続きを読む
ジム・ジャームッシュ作品で唯一の西部劇。
長編6作目で『ナイト・オン・ザ・プラネット』の次の作品。モノクロ。
思ったよりもしっかりと凝った時代考証で美術・衣装・小道具も本格派。
いわゆる正統派ともマカ>>続きを読む
真冬に真夏の映画を観てしまいました。
原作は先頃亡くなった山田太一。
本作は公開時にも観たし、LDも持ってました。
今回は昔買ったまま未読だった原作単行本をようやく読んでからの久々の鑑賞。
公開当時>>続きを読む
ヴェンダースの映画を劇場でみるのは『ベルリン・天使の詩』公開時以来なので35年ぶり。
何事も起きない退屈な日常が淡々と描かれると聞いて観てみたらとんでもない。
何も起きないどころか、私にはなかなかに刺>>続きを読む
午前十時の映画祭でかなり久しぶりの鑑賞。
1976年の5カ国(伊・英・西独・仏・米)合作のオールスター・パニック映画。
米軍が極秘開発した細菌兵器を浴びたテロリストが大陸横断列車に逃げ込み、ウィルスは>>続きを読む
すごい邦題ですが原題はシンプルに “PAULETTE”(ポーレット)。
主人公のおばあさんの名前です。
ジャケ写はなんだかホラーっぽいですがコメディです。
CSで放送中のフランスの老舗映画会社「Gau>>続きを読む
林檎と漢字で書くと“ふぞろい”を連想する世代です(山田太一)。
もしくは“林檎殺人事件”(樹木希林・郷ひろみ)。
ついでに、りんごとハチミツと言えば、「ハウスバーモントカレーだよ~♪」(西城秀樹)とい>>続きを読む
この題材だとジャン=ピエール・ジュネの『デリカテッセン』を思い出します。
あちらもフランス映画でしたが、お国柄?
肉屋の夫婦が宿敵のヴィーガンたちを殺し、その人肉をイラン豚だと偽って売ったら大ヒットし>>続きを読む
ホラーっぽいタイトルが気になりつつもポスターとのギャップにとまどい長い間スルーしてきた本作、フィル友さんたちの評価が非常に高いので22周年リバイバル上映を機に劇場鑑賞してきました。
ポスターの女子二>>続きを読む
いい話なのに、ここまでヒドイ邦題はひさしぶり。
原題は“We Bought a Zoo”(動物園を買っちゃった)。
閉鎖されていた動物園を動物ごと買い取って再建したジャーナリストの実話の映画化です。>>続きを読む
日本劇場未公開で未DVD化の珍品をU-NEXTで見つけて鑑賞。
これは怪作というか異色作というか、なかなかの拾い物でした。
主役はリー・マーヴィンですがフランス映画。舞台もフランス。セリフは英語。>>続きを読む
『十三人の刺客』に次ぐ工藤栄一監督の集団抗争時代劇の第2弾。
脚本も『十三人~』と同じく池上金男(池宮彰一郎)、ジャケはカラーですがモノクロ作品。
『十三人~』と本作と『十一人の侍』で工藤監督の集団抗>>続きを読む
またも長尺作品なんで劇場鑑賞はパスしようかと思っていたところ、たまたま健康診断で有給になり前日は夜9時から飲食禁止、しかも今回は胃カメラなのでバリウム後の下剤の影響も心配ナシ、診断後はそのまま飲食せず>>続きを読む
ライアン・オニール享年82歳の追悼作品としてセレクト。合掌
私の場合は公開当時に観た『遠すぎた橋』(1977)や『ザ・ドライバー』(1978)あたりでR・オニールのイメージは止まっているので、できるだ>>続きを読む