HKさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

3.2

1作目『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』の5年後に公開された続編。
約ひと月前に観た前作の記憶が完全消滅する前に、そろそろと思い鑑賞。
今回は前作の目的地だったメキシコから、ブルターニュ
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エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

3.4

50年前に公開された『エクソシスト』のウィリアム・フリードキン監督も原作者のウィリアム・ピーター・ブラッティも亡くなった今、新「エクソシスト」三部作開幕との触れ込みで公開された新作。

本作は1作目の
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ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

2.5

一昨年の新リメイクの『ハロウィン』、昨年の2作目『ハロウィンKILLS』に続いて3年連続の最新シリーズ鑑賞(どれも配信ですけど)となりました。今回が完結編。

なんですか、これは?
この人ダレ?
え、
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.5

公開時に『ストレンジャー・ザン・パラダイス』は観た記憶があるけど、本作は観たような観てないような・・・でも全く記憶が無いので観てないのでしょう(たぶん)。
ちなみに確実に観たはずの『ストレンジャー~』
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あこがれ(1966年製作の映画)

3.5

山田太一氏の訃報を聞き、追悼作品としてセレクト。
でも本当は山田太一脚本と言えばやはり映画よりTV、それも連続ドラマ。
『ふぞろいの林檎たち』『想い出づくり』『男たちの旅路』『早春スケッチブック』『岸
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(2023年製作の映画)

3.0

『ゴジラ -1.0』に続いて本作も、う~ん・・・
正直、予告編で観た以上のものは感じられず。
演技も皆さん映画というよりコントと言ったところ。
でもそうならもっと笑わせてくれないと。
撮ってる側の皆さ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

う~ん・・・
途中までホントにこれゴジラ映画? と思ってしまったのが正直なところ。
これでは『永遠のゼロ《ゴジラ編》』か『三丁目の夕日《ゴジラ編》』といった印象。
それでもドラマの質が高くて面白ければ
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ウルトラセブン Legend(2023年製作の映画)

3.5

円谷プロ創立60周年記念の「円谷映画祭2023」の一環、ウルトラセブン55周年記念として制作された劇場用ドキュメンタリー作品が、気づくと私の地元でもひっそりと公開されていました。
セブンをメインにシリ
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王と鳥(1980年製作の映画)

3.7

尺も80分と手頃でなんとなく鑑賞したフランスのアニメが、実はとんだ大物作品でした。
まず1980年の作品にしては妙にクラシック・テイストだなと違和感。
フルモーション・アニメで動きも滑らか、各キャラも
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プロフェッショナル(1966年製作の映画)

3.8

いろんなジャンルをこなすリチャ-ド・ブルックス監督のアクション西部劇、久々の再鑑賞。
モーリス・ジャールのノリのいい音楽に乗ってテンポのよいオープニング。
様々な映画でチーム・リーダーを演じるリー・マ
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暗殺の森(1970年製作の映画)

3.8

「帽子がない…」

午前十時の映画祭13でベルトルッチの代表作の1本を劇場鑑賞。
本作は初見ながら、もう昔からいろんな雑誌やらなんやらで何度も見た印象的なシーンばかりで、ジョルリュ・ドルリューの音楽ま
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サンドラの週末(2014年製作の映画)

3.5

これはしんどい、やるせない。
こんな週末はイヤだ。
それでもまあ、かすかな救い・・・ととれなくもないラストなんですが・・・
地味な上に妙にリアルに暗くて重い作品ですから、観るときそれなりの覚悟が必要で
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馬上の二人(1961年製作の映画)

3.7

ジョン・フオード監督の西部劇を久しぶりに鑑賞。本作はCS録画で初見。
主演は全盛期の頃のジェームズ・スチュワートとリチャード・ウィドマーク。
フォードのかなり後期の作品ですが、この2人と組んだのは本作
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アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.6

アガサ・クリスティのミステリー。原作は未読。
公開時たいして話題にならなかった本作を配信でみつけて鑑賞。
大富豪が豪邸で殺害され探偵が真相を探るというよくあるパターン。
今回、探偵はポワロでもマープル
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時の支配者(1982年製作の映画)

3.5

フランスの映像・アニメーション作家ルネ・ラルーが『ファンタスティック・プラネット』の9年後に制作したSF長編アニメの2作目。
CS放送されてた4K修復版を録画鑑賞(うちのTVは2Kですけど)。
原作は
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眠りの地(2023年製作の映画)

3.8

原題は“The Burial”(埋葬)。
日本では劇場未公開で先月からAmazon Primeの独占配信がスタート。
ミシシッピー州の地場の葬儀社がカリスマ弁護士を雇って全国規模の大手葬儀会社の不正に
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虹を掴む男(1947年製作の映画)

3.4

昔からタイトルだけは知っていたファンタジー・コメディの古典。
原題は“The Secret Life of Walter Mitty”(ウォルター・ミティの秘密の生活)で同名の短編小説が原作。
201
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陽気な幽霊(1945年製作の映画)

3.4

『アラビアのロレンス』『ドクトル・ジバゴ』の巨匠デヴィッド・リーン監督の初期の作品。
原題は“Blithe Spirit”。Blithe(陽気な)Spirit(魂・霊魂)ですからほぼ直訳。
タイトルど
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非情の標的(1972年製作の映画)

3.0

イタリアのセルジオ・ソリーマ監督(『狼の挽歌』『血斗のジャンゴ』)の70年代ユーロ・クライム。
原題は“La Poursuite implacable”(絶え間ない追及)
主演は久々に見るオリバー・リ
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ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

3.4

以前からジャケ写の人物が若い頃の渡辺篤史に見えて仕方がなかった本作ですが、どんな映画かも全く知らずにCS放送でやってたので録画鑑賞。
渡辺篤史に気をとられ、隣りに座ってる女性がアリシア・ヴィキャンデル
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.5

ジム・ジャームッシュ監督の『ナイト・オン・ザ・プラネット』を観て、マッティ・ペロンパーつながりで本作を観てみると、なんとこちらにはジャームッシュも出ていました。
『ナイト~』を観た時、5つの舞台の一つ
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.8

ジャームッシュの代表作の1本なのにクリップしたまま何年もスルー。
今月でU-NEXTの配信終了らしいのでようやく初鑑賞(最近このパターン多し)。
おっと、公開後30年も経ってる。ウィノナ・ライダーが若
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.0

とても静かで不思議な話、いつまでも観ていたくなる映画でした。
ジャケ写から双子の話かと思っていたら違うんですね。
演じているのは双子ですけど。

8歳の女の子ネリー(ジャケ左の方)は大好きだった祖母が
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.0

インド映画にしては尺が短くてすんなり観れました。
それでもちゃんと真ん中あたりでインターバル(休憩)まで入る親切設計。
どうせ今の日本の劇場じゃあ“休憩”と出ても無視されますけど。
そういえばアメリカ
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クレージー作戦 くたばれ!無責任(1963年製作の映画)

3.4

犬塚弘氏の訃報を受け、クレージーキャッツの映画を観賞。
これでクレージーキャッツの7人が全員亡くなってしまいました。合掌。
私が物心ついた頃からクレージーキャッツはTV「シャボン玉ホリデー」などで既に
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.5

もうオープニングの音楽とタイトルバックからしてカッコイイ。
主人公(マイケル・ファスベンダー)はプロの殺し屋。
ビルから狙撃するためターゲットが現れるのを延々と待つこと5日。
「この仕事は忍耐力が無く
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スペシャリスト(1969年製作の映画)

3.2

コルブッチ作品を久しぶりに観賞。本作は初見。
配信終了と聞いても録画してるしと余裕こいてたら見あたらず・・・、アレ?
以前、アマプラもU-NEXTも見放題だから大丈夫と思って消したらしく跡形もナシ。
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ランジュ氏の犯罪(1936年製作の映画)

3.7

ルノワールのノワール・・・スタイリッシュな映像とユーモアが共存する快作でした。
ある田舎町のバー兼安宿にわけあり風の男女が現れ部屋をとりますが、店の者たちは殺人で指名手配中の男女だと気づきます。そこに
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陽は昇る(1939年製作の映画)

3.7

冒頭、そびえ立つ6階建てアパート。
たかだか6階建てでそびえ立つ?とお思いでしょうがこのシーンにはピッタリの表現。
その最上階の狭い廊下、人の言い争う声に次いで銃声、ドアが開き男がよろめき出てきて階段
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東京流れ者(1966年製作の映画)

3.5

「ト~キョ~な~がれ~もの~♪」
渡哲也が歌う主題歌シングルは38万枚売れたとか。
清順美学が開花したと言われる『野獣の青春』の3年後の作品ですが、序盤の構成から『野獣の~』にソックリ。
導入部はモノ
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探偵事務所23 くたばれ悪党ども(1963年製作の映画)

3.5

アマプラの鈴木清順の映画がまとめて配信終了になるので未見の作品を2本ほどセレクト。
探偵事務所23(ツースリー)と読みます。
本作は以前観た『野獣の青春』(1963)と同年製作の作品で、原作も同じく大
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.5

楽しみにしていたロバート・ロドリゲスの新作を観て来ました。
原題は“Hypnotic”(催眠の、催眠術の)。
あれ、“ドミノ” じゃないの?
しかも、なんだか一時期のデ・パルマやシャマランの作品を観て
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(2023年製作の映画)

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2016年に実際に津久井やまゆり園で起きた事件をモチーフにした小説の映画化です。
障害者施設で45人もの障害者が殺傷された衝撃の事件でした。
観る前はナゼ賛否両論なのか疑問でしたが、観るとなるほど・・
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サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

4.0

「おやすみ、メーン州の王子たち、ニューイングランドの王たち」

たまたま若き日のトビー・マグワイア主演作を連続鑑賞。
ジョン・アービング原作の映画は『ガープの世界』と『ホテル・ニューハンプシャー』は観
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カラー・オブ・ハート(1998年製作の映画)

3.3

U-NEXTのクリップの中からランダムに本作をセレクト。
ファンタジー作品は好きなのにナゼかそれほど期待が持てずにこれまでスルーしてきた作品。

結果、そこそこ楽しめましたが、予想を上回ることはなく今
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.8

以前、『ミツバチのささやき』のポスターの子を映画を観るまでは男の子だと思っていたら女の子だったということがありますが、本作の物語のカギとなる子供は最後まで男の子か女の子か特定できませんでした(女の子だ>>続きを読む