HKさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ベスト・セラーズ/小説家との旅路(2021年製作の映画)

3.3

“ブルシャイト”とは英国なまりの“ブルシット(bullshit)”。
字幕ではよく“クソくらえ”と訳されてるアレ。
本作でマイケル・ケイン演じる気難しい老ベストセラー作家の口癖です。
でも原題は“Bu
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10番街の殺人(1971年製作の映画)

3.8

名作も凡作も駄作もたくさん撮ってる職人監督リチャード・フライシャーの日本劇場未公開作。
同監督作としては本作の少し前の名作『絞殺魔』と同じく実在の事件の映画化です。
『絞殺魔』は1960年代のボストン
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名誉と栄光のためでなく(1966年製作の映画)

3.5

邦題とジャケ写でジョン・ウェインのタカ派戦争映画と勘違いしてスルーしかけましたが、キャストを確認するとアンソニー・クイン、アラン・ドロン、ジョージ・シーガル、モーリス・ロネ、クラウディア・カルディナー>>続きを読む

36時間(1964年製作の映画)

3.8

昔からタイトルだけは知っていた本作をアマプラの100円レンタルで初鑑賞。
第二次大戦中の話ですが戦闘シーンは一切ナシの情報戦サスペンスとでも言いましょうか。
Dデイの直前、ドイツ軍は上陸作戦の重要機密
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映画はアリスから始まった(2018年製作の映画)

3.0

世界初の女性映画監督というだけでなく、映画黎明期のパイオニアで、ハリウッドの映画製作システムの原型を作ったと言われながら、近年までその存在をほとんど知られていなかったアリス・ギイについてのドキュメンタ>>続きを読む

ドラキュラ/デメテル号最期の航海(2023年製作の映画)

3.7

本作と『レンフィールド』の2本の近作を観るだけのつもりが、勢い余ってちょっとしたドラキュラ祭りになってしまいました。
本作の原題は“The Last Voyage of the Demeter”で、ブ
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ドラキュラ(1979年製作の映画)

3.5

ブラム・ストーカー原作の『吸血鬼ドラキュラ』を基にした舞台劇の映画化。
公開時に劇場で、その後TVでも観てますが、今回約40年ぶりの鑑賞。
監督は『サタデー・ナイト・フィーバー』『ブルー・サンダー』『
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ダリオ・アルジェントのドラキュラ(2012年製作の映画)

3.3

ブラム・ストーカー原作「ドラキュラ」のダリオ・アルジェント版です。
私は別にアルジェントに思い入れはありませんが、この古典ホラーをどう料理しているのかちょっと気になって鑑賞。
原題は“Dracula
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吸血鬼ドラキュラ(1958年製作の映画)

3.5

ユニバーサルの『魔人ドラキュラ』(1931)を観たら、ハマープロの『吸血鬼ドラキュラ』(1958)も観たくなって久々の鑑賞。
『魔人~』の27年後にカラーでリメイクされたのが本作。
本作のドラキュラ伯
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レンフィールド(2023年製作の映画)

3.3

ニコラス・ケイジとニコラス・ホルトのWニコラス主演のドラキュラ・コメディ。
本作を観る前に気まぐれにベラ・ルゴシの『魔人ドラキュラ』を観ておいて正解でした。
ドラキュラの下僕であるレンフィールドは多く
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魔人ドラキュラ(1931年製作の映画)

3.4

黒マントにタキシード、オールバックのドラキュラ伯爵のイメージを決定づけたユニバーサルの古典ホラー。
原作はご存知ブラム・ストーカー、監督はトッド・ブラウニング(『フリークス』)。
ドラキュラ役は本作を
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D坂の殺人事件(1997年製作の映画)

3.8

前作の『屋根裏の散歩者』に続き本作も実相寺昭雄監督の江戸川乱歩。
やはり何度も映画化されている乱歩の代表作の一つですが、ストーリーは『心理試験』や『屋根裏~』の要素も混在しており原作とはずいぶん違うよ
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屋根裏の散歩者(1992年製作の映画)

3.5

ご存知、江戸川乱歩の代表作の1つ。
何度も映画化されてますが、本作は1994年の実相寺昭雄バージョン。
江戸川乱歩の生誕100年記念作品だそうです。
先日CSで同じく実相寺監督の『D坂の殺人事件』を放
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ファイヤー・イン・ザ・スカイ/未知からの生還(1993年製作の映画)

3.5

ジェームズ・ガーナーの出演作を辿っていたらアマプラでこんな作品を発見。
日本未公開ですが実話ベースの大真面目なUFOアブダクション(拉致事件)ものでした。
主演は『ターミネーター2』の“T-1000”
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笑う故郷(2016年製作の映画)

3.8

昨年の作品でなかなか面白かった『コンペティション』の監督(ガストン・ドゥプラット&マリアノ・コーン)の作品をU-NEXTで見つけて鑑賞。
アルゼンチンとスペインの合作です。

かつて故郷を捨て、別の地
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ダラスの熱い日(1973年製作の映画)

3.5

フィクションだとハッキリ謳っていますが、今となってはケネディ暗殺は実際こんな感じだったんでしょ?・・・と思える内容。
オリバー・ストーンのドキュメンタリー『JFK/新証言 知られざる陰謀』を見た後で、
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JFK/新証言 知られざる陰謀【劇場版】(2021年製作の映画)

2.8

ケネディ暗殺から60年目にあたる昨年公開されたドキュメンタリー。
監督は約30年前に『JFK』を撮ったオリバー・ストーン。
新たに解禁された機密文書から衝撃の真相が・・・という謳い文句につられて観たも
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ジーザス・クライスト・スーパースター(1973年製作の映画)

4.0

ノーマン・ジュイソン追悼その2。
本作もジュイソン監督の代表作の1本、ロック・ミュージカルです。
有名なテーマ曲は何度も聴いたことあるものの、観るのは今回が初めて。

ミュージカルが苦手な私が唯一オー
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月の輝く夜に(1987年製作の映画)

3.6

ノーマン・ジュイソン監督追悼。
ジュイソン監督作と言えば、『夜の大捜査線』『華麗なる賭け』『屋根の上のバイオリン弾き』などもう何度も観ている古典的な名作群を撮った巨匠。
他に『アメリカ上陸作戦』や『シ
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見えざる手のある風景(2023年製作の映画)

3.4

ジャケ写をパッと見てエイリアンの電話?ソファ?それとも宇宙船?と思っていたら、エイリアン本体でした。
これ正面なのでわかり難いですが四足歩行で、洋服ブラシのような前足(手?触手?)をこすり合わせて会話
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クリスティーン(1983年製作の映画)

3.2

車大好き高校生が手に入れた真っ赤な車クリスティーンは、実は邪悪な力で持ち主を操る呪いの車・・・。
妖刀村正(ムラマサ)の車バージョンとでも言いましょうか。

ジョン・カーペンターらしからぬ傑作2本『遊
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愛のメモリー(1976年製作の映画)

3.7

「美しい人生よ~♪ 限りない喜びよ~♪」(歌:松崎しげる)。
この曲(愛のメモリー)がヒットしたのは映画よりもちょい前・・・映画とは全く関係ありませんが。

本作の原題は“Obsession(強迫観念
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終身犯(1962年製作の映画)

3.5

監督ジョン・フランケンハイマー、主演バート・ランカスター(本作でヴェネチアの主演男優賞受賞)の力作ながら、アマプラで見つけるまでこの映画の存在すら知りませんでした。
原題は“Birdman of Al
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

年明けからあまり観たい新作映画がなくて、1月は劇場はパスかもと思っていたら、本作の先行上映を当日みつけて仕事帰りに鑑賞。
今年1本目の劇場新作は、当たりでした。

ヨルゴス・ランティモスの長編を観るの
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奥様は魔女(1942年製作の映画)

3.4

「奥様は魔女だったのです・・・」のサマンサとダーリンのTV版ではなく、ニコール・キッドマンの映画でもなく、それらの着想の元(?)になったと言われるルネ・クレール監督作。
着想の元と言っても、お話はずい
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コブラ(1986年製作の映画)

3.4

初見です。『ランボー2・3』や『ロッキー4』と同時期の作品。
スタローン版『ダーティ・ハリー』を目指したというハデな刑事アクション。
でも『ダーティ・ハリー』とかなり違うことはジャケ写が既に物語ってい
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ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス(2020年製作の映画)

3.0

原題は“Post Mortem” ハンガリーのホラー映画です。
語源はラテン語の“Post(後)”と“Mortem(死)”を組み合わせたものですが、医学的には検死や解剖、ビジネスでは反省会や事後評価の
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デッドマン(1995年製作の映画)

3.8

ジム・ジャームッシュ作品で唯一の西部劇。
長編6作目で『ナイト・オン・ザ・プラネット』の次の作品。モノクロ。
思ったよりもしっかりと凝った時代考証で美術・衣装・小道具も本格派。
いわゆる正統派ともマカ
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異人たちとの夏(1988年製作の映画)

3.8

真冬に真夏の映画を観てしまいました。
原作は先頃亡くなった山田太一。
本作は公開時にも観たし、LDも持ってました。
今回は昔買ったまま未読だった原作単行本をようやく読んでからの久々の鑑賞。

公開当時
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

ヴェンダースの映画を劇場でみるのは『ベルリン・天使の詩』公開時以来なので35年ぶり。
何事も起きない退屈な日常が淡々と描かれると聞いて観てみたらとんでもない。
何も起きないどころか、私にはなかなかに刺
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カサンドラ・クロス(1976年製作の映画)

3.8

午前十時の映画祭でかなり久しぶりの鑑賞。
1976年の5カ国(伊・英・西独・仏・米)合作のオールスター・パニック映画。
米軍が極秘開発した細菌兵器を浴びたテロリストが大陸横断列車に逃げ込み、ウィルスは
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ジャンキーばあさんのあぶないケーキ屋(2012年製作の映画)

3.5

すごい邦題ですが原題はシンプルに “PAULETTE”(ポーレット)。
主人公のおばあさんの名前です。
ジャケ写はなんだかホラーっぽいですがコメディです。
CSで放送中のフランスの老舗映画会社「Gau
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.7

林檎と漢字で書くと“ふぞろい”を連想する世代です(山田太一)。
もしくは“林檎殺人事件”(樹木希林・郷ひろみ)。
ついでに、りんごとハチミツと言えば、「ハウスバーモントカレーだよ~♪」(西城秀樹)とい
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.3

この題材だとジャン=ピエール・ジュネの『デリカテッセン』を思い出します。
あちらもフランス映画でしたが、お国柄?
肉屋の夫婦が宿敵のヴィーガンたちを殺し、その人肉をイラン豚だと偽って売ったら大ヒットし
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.7

ホラーっぽいタイトルが気になりつつもポスターとのギャップにとまどい長い間スルーしてきた本作、フィル友さんたちの評価が非常に高いので22周年リバイバル上映を機に劇場鑑賞してきました。

ポスターの女子二
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幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

3.8

いい話なのに、ここまでヒドイ邦題はひさしぶり。
原題は“We Bought a Zoo”(動物園を買っちゃった)。
閉鎖されていた動物園を動物ごと買い取って再建したジャーナリストの実話の映画化です。
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