マイ・ブロークン・マリコの作品情報・感想・評価

「マイ・ブロークン・マリコ」に投稿された感想・評価

ま

まの感想・評価

3.5
冒頭からユニークで目を奪われた。直球で愛情深くてパワフルな主人公シイノを永野芽郁さんが好演。煙をくゆらせる姿や強い怒りをぶつけるシーンも新鮮でハマってた。ED曲までタナダユキ節炸裂。
gyaro311

gyaro311の感想・評価

3.5
女性目線を貫いたロードムービーの新たな形、と言いたいです。疾走感には『テルマ&ルイーズ』の影響が感じるような気もしますが、勘違いだったらごめんなさい笑。

原作を読んだことないのですが、1998年〜2008年ぐらいの時代感なんですかね?

永野芽郁さんの剥き出しな感じの演技は好感が持てましたし、奈緒さんも存在感を発揮しています。

読後感も悪くないです。やっぱり女性の感覚って、男性にはない繊細さがありますよね。
kassy

kassyの感想・評価

3.6
試写会にて
アフタートーク:タナダユキ監督

親友マリコが死んだ事を知ったシイノ。
虐待を受けていたマリコのため、何かできないかと考えたシイノは父親から遺骨を奪い、旅に出ることにする…

マリコの遺骨と旅をしながら時折マリコとの回想シーンが挿入されるが、2人の関係は簡単な友情関係だったわけではないことが少しずつわかってくる。

もがき苦しみながら親友の無念の死と対峙するシイノ。その様がなんとも人間らしくて愛おしい。

後悔、無念、忘却への恐怖、日常への無情な帰還。
様々な感情が入り混じる。

親友の死と向き合うロードムービーだと最近では『やがて海に届く』という作品もあったが、本作の方がよりダイレクトに感情をぶつける作品なのでスッと心に入ってきて見やすい作品なのではないかと思う。

べらんめぇ口調で突っ走るシイノを永野芽郁がエモーショナルに演じ、奈緒がマリコの危ない雰囲気をしっかりと演じ、旅先で出会う不思議なマキオを窪田正孝が絶妙な温度感で絶対的な安心感を演じてくれる。

永野芽郁ちゃんが可愛すぎて役とのギャップはあったものの、せつない表情を沢山見せてくれた。




以下監督によるアフタートークメモ(ややネタバレあり)

Amazonにオススメされて、もともと原作を読んでファンだった監督。2日後には映画権を自ら交渉した。

ススキのシーンは非常に撮影が大変だった。海沿いにススキが生えている場所は非常に珍しく、青森に唯一存在した。しかしロケハンした10月には生えていたが、11月には枯れてしまっていた。そのためススキを別の場所から持ってきて、現地のシルバー人材センターの力を借りてくくりつけススキを生えてるように見せた。

弁当を食べるシーンはガチで食べてる。本当に美味しいお弁当。

港のシーンがめちゃめちゃ寒かった。

劇中に出てくる手紙は全て奈緒さんの直筆で、内容も監督には内緒だったとか。漫画を参考にマリコっぽい字を書いた。

劇伴のグロッケンはマリコを、ギターはシイノを表している。
ホンの詰めが甘い気もするが85分というコンパクトな尺に纏められていてサクッと観賞できる。
恫喝が当たり前なブラック企業の演出が若干過剰な気もするが、過去に経験した身としては大体あんな感じ。主人公が醸し出す「クビにでもなんでもしてくれ」っていう空気が本当リアル。
しかしOLを演じる永野芽郁は斬新で今回みたいな荒々しくも竹を割ったようなサッパリした役にピッタリ。スーツ姿も素敵だ。

共感型ムービーとしてはある種の新しさも兼ね備えているので気になっている方は是非。

PS:ロケ地として「あの映画館」も出てくるぞ!
moon

moonの感想・評価

4.0
"友情"って損得なしだ!

死んだ親友マリコの遺骨を奪い取り
旅をするシイちゃんの潔さと悲しみの爆発が
真っ直ぐで心を持ってかれる

"死"も2人の友情は壊せない

永野芽郁さんのベランメイ口調や
煙草を吸うキャラも斬新で、
また彼女の魅力が増えたなぁ

@FansVoiceJP



親友においていかれた立場のシイちゃん
怒りと悲しみの爆発は
観ていて
響き過ぎて怖かった

普通なら
嘆き悲しむだけなのに
シイちゃんはマリコの願いを叶えに行く

友情ってすごいよ
遺骨に語りかけ抱きしめ合うシイちゃんを見て

生きることの意味も考える

マリコの壮絶な過去と向き合いつつも
本当に必要としていたのはシイちゃんの方で
追いかけたい気持ちになるのも切ない

マリコが心の中で生き続けるために
生きいかなくちゃならない

そう悟すマキオ(窪田正孝さん)の存在もすごい


この作品は
永野芽郁さんのダイレクトな感情表現
こんな彼女を今まで観たことなくて
驚きを隠せない私

奈緒さんの自分の人生と向き合う静かな激しさ
カメレオン俳優というのか
なぜこんなにも危なっかしい女性が
生まれるのか

この2人の関係性が
作品の全てだと思った

漫画が原作だけど
タナダユキ監督が惚れ込んだだけあると思う

感動した
そんな簡単な言葉が陳腐に思えて
感想が"クソ"難しかったです! 😂

9月30日から公開です
てるる

てるるの感想・評価

3.7
最速試写会にお邪魔しました。

親友の遺骨とともに旅に出よう。

マリコの境遇が予想外に重すぎてとてもツラかった。
そりゃブロークンするわ…。

回想シーンが度々入るけど、まだ純粋な頃のマリコがだんだんメンヘラになってくのもツラい。

そんなマリコを助けてやれなかった。
残された者の後悔と苦しみと、再生を描いた救済の物語。

救済といってもそんなだいそれたものじゃなくて。
ゆく先々で出会う人との関わり、そして美味しい牛丼や弁当を食べる。
それだけで人間救われるのかもしれない。

重苦しい話だけど、シイちゃんの猪突猛進っぷりや、マキオのおかげでゆるくて笑えるシーンもあったりする。

残念なのは、シイちゃんのバックグラウンドがほとんど描かれないこと。
彼女がどうしてそこまでマリコに入れ込むのかが分かりづらかった。

永野芽郁は普段タバコ吸わないけど、役作りで吸ってみたらしい。
絶叫したり、裸足で走ったりと色々と頑張っちゃいるけど、顔や声質含め、どうしてもやさぐれ感が似合わないんだよな…。

対してマリコ役の奈緒はぶっ壊れ演技が素晴らしくて、正気と狂気の境界線で揺れる危うさを感じさせる。

マキオ役の窪田正孝も地味に良かった。

シイちゃんとマリコの子供時代を演じた子役が2人とも演技上手かった。
だからこそあの境遇が余計に観ててキツかった。

あのクソ親父は逝ってよし。
唯一の親友を突然失う。
何を聞いてももう何も答えてくれない。
やるせない気持ちと、彼女との思い出と、彼女の遺骨を胸に、自分がしてあげられることって?

『大丈夫に見えます』

二度かけられるこの言葉には、それぞれ違う思いがこめられていて、その説得力にぐっときた。


タナダユキ監督のお話では、絶妙なキャスティングの裏話、役作りのために永野芽郁がタバコを吸う練習をしていたり、奈緒が自ら手紙を自筆したり、ススキの撮影の難しさなど、面白いお話がいっぱい聞けた。

原作に惚れ込んだからこその表現方法など、ぜひ原作と見比べてみたい。
「マイ・ブロークン・マリコ」亡くなってしまった友だちを想いながらの旅が心に沁みてきました。死は最後の手段かもしれないけど、でも、やっぱり思い止まってこちらに帰ってきて欲しい。そう思ってしまいます。
https://t.co/8f5bAexfOI
YMY

YMYの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ありがたいことに試写会にて見させて頂きました!

奈緒ちゃん(マリコ)の目!とにかく壊れてる時の目がやばい!
教室のシーンは目を背けてしまった、、

こんな会社くそくらえと誰もがなるような即労基行きの会社に揉まれて働くシィちゃんは友達のマリコの訃報を知る。
そして遺骨になった友達と旅へ!!
シィちゃん(永野芽郁)のタフさが、カッコ良い。
永野芽郁ちゃんの叫びがめちゃくちゃ良かった!!!
セリフもめちゃどれもこれも凄い刺さった!!

窪田くんの安定感と吉田羊様の存在感よ。あの3分足らずのシーンであんなに見せつけてくれる吉田羊凄い...

あとタナダ監督も言ってたけど、最後お弁当食べてる時の芽郁ちゃんのお顔好き〜!

タナダ監督が原作読み終わってすぐプロデューサーに電話したって言うのが本当行動力凄すぎてビビる、、カッコいい、、
それだけ響くものがあったんだろうなぁ。
私も原作読んでみたいと思います。
touch

touchの感想・評価

-
"マリコの遺骨は私が連れてく"
* * *
試写にて
「原作発売直後に読み終えて即映画化オファーに動いた」というタナダユキ監督の前のめりな熱量を感じる作品だった。
タイトな原作をいかに膨らませるか?苦労の影が窺える。
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生きづらさに押し潰される痛み、遺された者の抑えようのない怒り。
シリアスな題材だが湿っぽく沈まず、タフに駆け抜ける。
喪失の苦しみを抱えながらしぶとく前進していく物語は前作「浜の朝日の嘘つきどもと」にも通底する。
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べらんめ口調で喚き散らす永野芽郁の新境地と、ぎょっとする奈緒の怪演に胸を掴まれた。
窪田正孝の引き算の演技も素晴らしかった。
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