旅愁の作品情報・感想・評価

「旅愁」に投稿された感想・評価

ジョーン・フォンティンの美貌目当てに観ました。「レベッカ」「忘れじの面影」と観れば、当然本作となるわけです。
この女優さんの繊細な美しさは前出のミステリー作品でも活きてたのですが、本作の舞台、イタリアの名所となると更に活きてたと思いますね。お洒落な背景の映像への溶け込み方が素晴らしいです。
ストーリーも面白いですよ。乗るはずだった飛行機が墜落して、乗客名簿に名前残っていたヒロインのマニナとデヴィットの二人。このカップルは不倫関係でした…。そこでこの事故で亡くなったものとして、二人で駆け落ちすることにしたのです。なんとなくミステリーっぽいところがあり、ヒッチコック作品に出演していたジョーン・フォンティンにとっては適役だったかもしれません。
後に二人が生きてることが発覚しますが、不倫作品でありながらも、ドロドロ劇にはなりません。デヴィットやその妻子も案外クールなレスポンスでした。この演出が本作を上品な大人のラブストーリーに仕立てると思いますね。
それぞれの登場人物たちが押し付けがましくなく、妙な淡白さが個人的に気に入ってます。メロドラマ映画の良作だと思います。
pier

pierの感想・評価

4.3
美しい不倫。
観光映画でもあり、以前イタリアに行った時、真っ先に『旅愁』を思い浮かべました。
2017年6月8日
ビデオ録画していたのを再見しました。
何回目かな…

やはり好きな女優さんです^^;
カサブランカを見ているような、
カメラワーク…
イタリアに行きたいです。
なんてテンポがいいんだろう、と思った。だからといって、急いでいるなんて全く思わない。大人な結末。メロドラマだけどベタついてなくて。
ジュニアの拍手は至極当然である。身勝手だろうが、美しいものには喝采を送るべきだからだ。
ベッキー騒動にガチギレした人には理解不能なメロドラマの秀作。
青の洞窟も見れます。白黒だけどね。
アモーレ、ディターレ。
キャサリン・ヘプバーンの「旅情」かと思って観に行ったら、ジョーン・フォンテーンの「旅愁」だった。きょうは「忘れじの面影」とフォンテーン二本立て。
Sue

Sueの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

たまたま飛行機の故障で降り立ったナポリ。
そこで出会ったピアニスト女とワケあり男。
お互いに惹かれあい、偶然も重なって存在をはぐらかして一時の恋をするけど。

あの家、町は理想郷、オアシス…なんとも言えないけど、夢物語に近いのかな。
結果的には幽閉で閉じこもってたけども、自分達の思いを守るためのセーフティーゾーン。
塀を高くして現実と向き合わないようにひてたけど、町を出てみればやっぱりそこには現実が。
そこと向き合って本当に何がいいのか、自分にとっても、関わる人にとっても。そこと向き合うマリアンヌ素敵すぎ。

マリアンヌだけじゃなく、キャサリンや息子も、それぞれが粋すぎる。
嘘をつけど、その嘘すらもまっすぐ。自分の芯が通った素敵な人たち。
愛という物を学んだなー。

敗戦後の面影なのか、その当時のイタリアの画も見れるのは不思議な気分。
ジョセフ・コットンとジョーン・フォンテインによるメロドラマだが、鬼籍入りした人間が異国の地で幽霊生活をするという発想が実にユニーク。
それからイタリア名所の素晴らしい風景が楽しめるのというのもこの作品の特徴だろう。私としてはポンペイが出てきたのが嬉しかった。どう考えても幸せになれない二人の結末は最初から分かっているのだが、展開も嫌味がなくて良い。一風変わったメロドラマとして楽しめた。
skip

skipの感想・評価

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旅に何を思うのか。十人十色の旅の色彩のうちノスタルジックで切ない恋色の作品。「ああポンペイの遺跡より夕日に感動するこの若者達を許し給え、彼らは恋に落ちたのだ」イタリアに恋をしに私も来週旅にでます。伊国の美しさを伝える観光映画。