19世紀。チャイコフスキー。
この時代の映画は結構好き。
今みたいな自由は全く無い時代の、ゲイのチャイコフスキーの物語。
アントニーナは、チャイコフスキーのことが大好きで、ものすごく執着した。…
チェホフの三人姉妹みたいに没落地方豪族の娘が田舎暮らしから逃れるには都会人との結婚しか方法が無い時代の物語。
現代的解釈では当時の世界の女性は家父長の持ち物で其処には自立などあり得ない。
当事者達…
最初からチャイコフスキーが妹としてしか見れないて言ってるにも関わらず、ずっと女として見られたい、心を手に入れたいと思ってる妻側はなんなんだろうと思った。
結婚したら変わるとでも思っていたのだろうか。…
題名「チャイコフスキーの妻」
妻の夢。
チャイコフスキーは天才だから、写真屋さんが自ら撮りたがる。けれど、妻が写るとなると別で半額払わねばならない。
妻「仕方ないわ」
題名にも妻としかないけど、…
う〜ん……。
リアリスティックな部分とシンボリックなシーン(たぶん。リアルではないであろう描写)が混在していて、その混在の仕方があまり好きではなかった。必然性がないような……。
彼女の最期を考え…
すごく好みな作品でした
ただ、本作は事実と若干違い、多少フィクションも入っているのかなと
なぜなら、ラストエンドロールに
『実際はアントニーナは別居後40年間チャイコフスキーに会うことはなかった』…
私がオネーギンを未読なのでそこのオマージュ部分に気づけなかったが十分に楽しめた。
全体を通して蝿が鬱陶しく作中の人物の邪魔をしてきていて気になっていたのだが、途中で蝿が悪魔のように捉えられていること…
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