思春期ならではの苦しみがあふれた作品だった。仲良くしたいはずなのに、周りの目を気にしたり、言われたことを真に受けてしまったり、それでいて素直になれなくて親密な人に当たってしまう。
色んな場面が心当た…
思春期特有の危うさ、脆さ、痛みを丁寧に繊細に表現していて、素晴らしい映画だった。
お互いがお互いを見つめる眼差しがやさしくてあたたかくて堪らない。誰にも邪魔されない、変わらない二人の関係だったらどれ…
第二次性徴期の男の子ふたり、で思い出すのは是枝監督の『怪物』だけど、あの作品に感じた、大人に意図的に消費される感じがしなかった分、こちらのほうが沁みた。こちらでは本人達の性認識がどうだったかは描かれ…
>>続きを読む後半はほぼセリフなしで進行するおかげでカメラワークに注目がいく。登場人物の視線のカットが多めで、それがよかった。レオが花農家の息子で、いちいち綺麗だった。反面、花畑を耕すトラクターと一緒に土に塗れて…
>>続きを読む関係が薄れていく過程に現実味があり、
揺れる花畑など自然風景の描写についても、ひとつひとつに意味がある、または意味を見い出す効果があった。
レオは一生引きずって生きていくのだろうなというのが、第三者…
2人だけの花園でいつまでも遊んでいられたらよかったんだろうか?
オーボエを吹くレミを見つめるレオの眼差しに含まれる愛情の種類がなんであろうとどうでもよく、レオが聞かせてあげた眠れないレミのための物…
レオとレニの友情から、恋愛に発展して行くのかと思い込んでたのであまりに辛すぎた。
恋愛とか家族とかお互いがお互いにとってどれだけ大切な存在か上手く分からないまま、環境に合わせて変わっていったレオと、…
Versus Production 2022