デプレシャンの映画に感じる神話性の源がわかった。
初期作品から最新作にかけて、スローテンポな演出からカットスピードが早くなっていった印象があるが、一貫して物語の起伏が激しいわけではない。対立する(…
作家の弟を嫌う女優の姉。両親の入院をきっかけに、病院で顔を合わせそうになるのを、身を隠す弟がかわいい。スーパーで遭遇すれば、「あれ、お姉さんじゃありませんか」ととぼける弟。些細なことから仲直りするま…
>>続きを読むこの物語の先の姉の幸せを祈らずにはいられない。
「人を呪えば穴二つ」この耐え難き苦しみを乗り越えるのに何年も費やした身として...他人ではなく、弟に対し芽生えたこの不条理な感情、実に馬鹿げていて、何…
© 2022 Why Not Productions - Arte France Cinéma