姉と弟の激しい憎しみの裏側に透けて見える愛情が苦しくて頭かきむしりたくなる映画でした。最近観た舞台もそうでしたが家族って本当に難しい。一番小さくて複雑でその家族にしか分からない。きっとまともな家族な…
>>続きを読む『クリスマス・ストーリー』の変奏かと思いきやそういう訳でもない、もっと普遍的な愛と憎、生と死、心と体との距離について。肉親の死をもって決定的となった2人の関係性は再び肉親の死をもって修復される。2人…
>>続きを読む2人が憎み合ってる理由は最後までよくわからなかったし、そもそものストーリーが面白いわけでもなかったが、不思議と引き込まれた。
終わり方には驚かされたものの、全体的に悪くなかったと思う。主演2人のフ…
このレビューはネタバレを含みます
言葉にならない。
こんなにもあらゆる感情が錯綜し、それらを語り手が一切判断する意識を見せない映画。
なんて素晴らしいんだろう。
人はあまりにも複雑で、人生はあまりにも沢山の事が起こる。
ボタンの…
大好きなマリオン・コティヤールとメルヴィル・プポーが姉弟役で共演の映画
『私の大嫌いなの弟へ』監督舞台挨拶つき上映会へ。
折に触れ、2人の姿を10年間は色んな作品を通して観てきているけど、
本当に…
ずっと彼のヒロインでいたかった。
僕はすべてを失ったが君は何も失ってはいない。あなたが大嫌いよ、と笑顔で言ったあの日から憎しみが止まらなくなっていた。始まりも終わりもたった一言で。海図も羅針盤いら…
近年精彩に欠いたデプレシャンだが、得意の家族ドラマに回帰。現在のアメリカ映画からの影響も強く、にじり寄るカメラと淡白な編集で語り口は流麗。親族間の言葉にできない怨嗟と、姉弟特有の愛情を描き出している…
>>続きを読む© 2022 Why Not Productions - Arte France Cinéma