演技なのか、現実なのか、その境界が揺らぐ鑑賞体験だった。
(1) 大人が、マジョリティが、自己利益のために、移民の子どもを経済的に・性的に搾取するという、年齢×人種のインターセクショナリティや抑圧…
こうやって、起こりうる物事を淡々と映して行って、最後にはここに着地する。
その一連の流れを一緒に経験して、こういう現実もあるんだよって言われた時に、何を感じるのか。
でもやっぱり、ドキュメンタリー…
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「走るものの活劇」から一転した「走れないものの悲劇」。
冒頭のショットから主人公を動かさないという信念がすさまじく、閉所やへき地ばかりの空間と相まって緊張感を限界まで上げることに成功している。まさ…
そう演出してるので、それはそうなのだけど、実在の2人をカメラでひたすら追いかけているようにしか見えない。一方でトリが自転車を全速力で駆け抜ける姿がこの社会から抜け出す姿のように思えて、映像(映画)だ…
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90分間にバランスよく、スリル、愛、躍動感、透明感、寂寥感、リアリティ、、、映画に詰まっていて欲しいもの全てが詰まっている感じ。
今回もグググと引き込まれました。
小さな希望が見えるようなラストが…
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