D・Wグリフィス監督『The Curtain Pall』(1909)
"部分"が全体を突き抜けてー
「カーテン・ポール」という些細な物がきっかけで大事件へと発展していく。
元祖ドタバタコメディ…
スラップスティック・コメディだが主役はポールで、それを持つ男は添え物に過ぎない。つまりチャップリンやキートンとは異なる。しかも徐々に破壊行為そのものが主役になっていく節があるんだよな。マジでおもしれ…
>>続きを読む追跡
おばちゃんが大回転するアリス・ギイ『ソーセージ競争』や、タイヤ級の南瓜が物理法則を無視して街中を暴走する追跡映画の傑作ルイ・フイヤード『The Pumpkin Race』等の追跡映画に比べる…
記録
【カオス】
これは確かにマック・セネットの映画だし、グリフィスの映画だ。アリス・ギィの『ソーセージ競争』と何らかの関係はあるのだろうか、傑作スラップスティック。
約束されたカオスが画面の…
何の熱でそこまでポール男を追うのか。狂乱のパレード。後ろの方はもはや関係ない人いそう。そしてポール男の顔のアップが道化役といえども怖い。絶妙に意志が汲めない。先導が狂ってた。主従なく自律した集団。ど…
>>続きを読む死ぬほど面白い
馬車を追いかける群衆の動きが完全に宮崎駿作品のモブのそれ
画面手前に次なる笑い(=破壊)の予感を配置し、画面奥からやってくる馬車によってそれを回収していく。奥行きを活かしたショットの…
グリフィスの群衆の芝居のつけ方どうやってたんだろう。後ろのほうでわちゃわちゃやってるモブが自律的で物語の主体とは関係ない動きしていたり主体にからんでたり、通り一遍ではなくてなんか見てしまう。
本作は…