キートンの船出/漂流の作品情報・感想・評価

「キートンの船出/漂流」に投稿された感想・評価

Marrison

Marrisonの感想・評価

4.5
活弁つきと完全無声を別の映画館で観た。活弁は活弁で(キーボード演奏もついて)楽しかったけど、その後、無声で観てみると弁士なんて不要だったとわかった。
たぶん傑作なんだが、何かちょっとしたものが足りない。何が足りないのか掴めないので、そのうちにもう一回観ることになると思う。
もしかしたら、河や海の暗さのせいで、ほかのキートン作品と比べて画面が暗い、のかも。水死が隣り合わせの物語だから、しょっちゅう笑いながらもかすかには緊張を強いられる。そこんとこも原因かな? 魚とかタコとかが出てきたらもっと楽しかった、てことにしとこう。
クロールよかったよ。

このレビューはネタバレを含みます

題名の通り船をテーマにした作品

冒頭で家一軒壊したり、回転する船内やプールを使った嵐の船の撮影などなかなか豪華

船内の様子と船の外観のシーンを交互に写すことでリアルタイムに見せる編集やミニチュアの船の回転とセットの船の回転との連動、嵐の海の表現など今ではあたり前の撮影技術でも当時は先進的だったであろう

川?が斜めの表現だけがやたら漫画的で違う意味で面白い(笑)

「インセプション」の回転する廊下のシーンとか今でも使われる撮影技術の初期の源流なんだろうなぁ
これは微妙だったな、当時としては画期的だったかもしれないけど!!
愛すべきキャラだが、子供の立場からしたらたまったものじゃないキートンパパ😂
てふ

てふの感想・評価

3.5
サイレント作品は映画文法が違い過ぎて5本目ともなると疲れてた。

シネマヴェーラ渋谷 ニコニコ大会特集にて
2回目の鑑賞。
船の中の撮影に、大量の水!
プールで撮ったにしても、どうやって撮ったのかな?と感心してしまう。


完成した船を出そうとしたらガレージが壊れ、やっとの思いで海に出たら今度は嵐に巻き込まれ…。激しい嵐でグルグル回転する船内をアクロバティックに動きまわるキートンが凄い。オチもばっちり決まった傑作短編!
Ryosuke

Ryosukeの感想・評価

3.2
ショボイ船の中で繰り広げられるドタバタ喜劇。
船がぐるぐると回転して船内がめちゃくちゃになるシーンや沈んだと思ったら...のシーンは「海底王」の原型であろう。
ワンカットが割と長いが他のキートン作品に比べてギャグが面白くないので、20分の作品の割に結構冗長に感じてしまった。
本筋とは関係ないけど、おいしくない料理をお母さんにわからないように隠して食べたフリをするところがかわいかった。

「甦るニコニコ大会」@シネマヴェーラ渋谷
キートンの船出のみ鑑賞(活弁士の喋りとキーボード演奏あり)。
活弁士によって印象は全然違うと思いますが、音がなくても十分楽しめる。

家族が…というか主にお父さんが滑稽でキュート。
信じられないミスや困難が訪れその度になんとか解決。
お父さん、もう少ししっかりしておくれよ…

このレビューはネタバレを含みます

自宅のガレージで建造した小さい船。
出口が小さくて運び出せないというお約束から始まり、最後まで息をつかせぬドタバタコメディ。
進水式で船もろとも沈んでいくキートンには笑ったw
でも次のシーンでは浮かんでいるのだからすごいご都合だが、そのテンポが良いね。
後半に入ると船が嵐に遭遇し船内がしっちゃかめっちゃか。
冒頭から揺れるセットを使ってはいたけど、どんどん激しくなって来るのはさすがはキートン。
揺れるどころか回転してやがるw
でも個人的に一番笑ったのは水漏れだなあ。
画を飾るのに釘を打って…とはベタの極みだけど、それを逃がそうとそこに穴をあけた時の水の勢い!
理屈なんてカンケイない、画づらの面白さと勢いが最高で、爆笑させてもらいましたw

そんな具合にスラプスティックさでは抜群に面白かったのだけど、度々出てきて最後のオチにもなる船名"DAMFINO"のネタは、俺にはあまりピンと来なかった。
後で調べたら"Damned if I know!"に引っかかってる?らしいのだけど言葉の音ネタなのかな、damfino !
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