このレビューはネタバレを含みます
失踪、蒸発、という行為に興味がありなんとなくみてみたらとてもよかった。夜の商店街を、海沿いの道を男をふりほどき走る田中裕子。そして尾野真千子も田中裕子も戻ってきた男にたぶん、結構本気な張り手を喰らわ…
>>続きを読む過去に囚われる者、現在から逃避する者、未来に向けて歩み出す者。誰にがどう捉えたとしても、時間は決して分岐しないし逆行しない。ただ流れる。その流れは止めることも抗うこともできない。各々のやり方で溺れな…
>>続きを読む家族が突然いなくなってしまうやるせなさはいかばかりだろう。理由がわかっていればまだしも事故、誘拐、拉致など様々な思いに迷走するだろう。夫の帰りを30年も待ち続けるいたたまれなさを田中裕子は上手く演じ…
>>続きを読む田中裕子さんてやはりすごい役者さんだなぁと。最後の方の1人語りの後の夫と勘違い?しての抱擁シーンは少女のように若返ってみえるし。待ち続けることが生きていくテーマになっているような、そう生きることしか…
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行方不明の多い島で
30年も夫を待つ主人公とみちゃん
拉致されたのか❓
女と逃げたのか❓
理由が分からず…
ふたりの会話を録ったテープを聞く
まだ愛しているのかな
困ったちゃん春男が良い男なら
違っ…
終わりの見えない問題と向き合う気力も無くなり、ただ"待ち続ける"主人公。映画は居なくなる人そのものを描きがちですが、そこには残された人たちがいる。そんなことを気付かされた作品でした。
自分事として…
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30年人を待つことはできますか?
彼女はいなくなった日から時が止まりただ待っているが時は無情にも過ぎ気がつくと30年経っていてそんな時同じように夫が行方不明になって2年も経たない婦人が訪ねてくるが呆…
(C)2022 映画『千夜、一夜』製作委員会