約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯の作品情報・感想・評価

約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯2012年製作の映画)

上映日:2013年02月16日

製作国:

上映時間:120分

3.8

「約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」に投稿された感想・評価

後半、涙ダラダラ出た。
誰が犯人なのか分からないけど、半世紀近く再審請求をことごとく棄却し続けるのは悪意にしか思えない。
自白を迫られて一度でも認めてしまったら、もう二度と審理さえしてもらえないものなのか…。
弁護団や支援団体の人たちが素晴らしかっただけに、もっと早くにこういう人たちに出会えなかったものかとやるせない気持ちになる。
もへあ

もへあの感想・評価

3.9
ひたすらに再審を拒否し続ける裁判官たちの醜さを実名で糾弾する、魂のこもったドキュメンタリー。彼らの醜さには、本当に胸糞が悪くなる。
「二人の死刑囚」という別なドキュメンタリーで概要は知っていたが、今作で改めて検察による捜査の杜撰さと、再審請求を棄却し続ける裁判所の不合理さを知り、本当にクソすぎる現実に言葉を失う。

真犯人についてはわからないし、奥寺さん本人が真犯人である可能性が否定されたわけじゃない。
しかし「疑わしきは罰せず」という原則に従えば再審が認められないことは明らかにおかしい。今作は棄却した裁判官をしっかり名指ししている。その再審のために必死の努力を続けてきた弁護団の無念たるや、もう想像を絶している。

残念ながら今作上映後に奥寺死刑囚は獄中で亡くなっている。
今作を見れば彼が冤罪の被害者である可能性が極めて高いことがわかる。
今作のような作品が多くの人に見られ、冤罪というものの不条理さと、この国の司法の現実について考える機会になればいいと思う。
2018.4.1
もちろんこの事件の名前や概要はフワッと知っていましたが、いざ詳しく知ると「時代」に阻まれたことがよく分かりました。時代による閉鎖的な村や人々と司法制度、この時代には実現出来なかった鑑識などの技術。現代なら結果は違っていたかもしれないと思うと…ってそれはそれで酷なのかもしれません…。ご高齢ですが、仲代達矢氏の演技が光っています。ちょっとクリストファー・プラマーを思い出しました。
Yuya

Yuyaの感想・評価

3.0
映画観賞というよりは 1つ知識を増やす為のものかな
冤罪と再審請求棄却のメカニズムについては 不快なくらいよく理解できた
仲代達矢や樹木希林という 実力派俳優の起用も 1人でも多くの人に注目してもらい 冤罪の無い世を願うが故なんだと思う

実際にはホントのところは 一切わからない
ただ 無知な自分にもわかったのは
小さな小さな人間1人に対し あまりにも巨大な力とあまりにも多くの人間の悪意が動いてしまったこと
そして小さな人間1人1人の小さな無関心で葬られたのは あまりに長く あまりに大きな 人間の時間と命だったということ
梅

梅の感想・評価

4.0
3.31放送 東海テレビ開局60周年記念「私のドキュメンタリー10の旅」より2013年公開ドキュメンタリー映画『約束』と仲代達矢インタビュー
4.1放送 東海テレビ名張事件シリーズ第7弾『眠る村~名張毒ぶどう酒事件 57年目の真実』
合わせて観賞。
もた

もたの感想・評価

2.7
ドキュメンタリーとドラマを織り交ぜた構成が、それぞれのコンテクストを邪魔しあっていて、結果、頭で理解したストーリーの方がドラマチックだった
記録
奥西死刑囚の自白直後に村人たちの証言が次々変わっていったのは知らなかった。
shizuho

shizuhoの感想・評価

4.0
そもそも何故再審は難しいのだろう。。。
人の記憶は時間とともに曖昧になっていくけれど、科学捜査などの進化によって新しく疑念が出てきたのならもう一度調べ直すことは必要かと思うが…。
それを縦社会であるからして先輩の下した判決を蒸し返すのはちょっと…なんて理由はあってはならない。

これが本当に冤罪だとしたら、真犯人含め、陥れた関係者は非道だと思う。けれどこれが冤罪でないのなら、やっておきながら半世紀もの間、訴え続ける執着心もまた醜い。
証言を変えた人たちの良心…そんなんじゃなくて、人って結論によって見え方が変わってしまうってこと。怖いなと思う。

ドキュメンタリー部分が衝撃だった。
逮捕後の本人記者会見とか、生々しい報道写真とか。

この映画は、首都圏連続不審死事件の木嶋佳苗がブログに、自身の支援者にはこの映画を見てもらっていると書いていたのをみて知った。
ひろ

ひろの感想・評価

-
スコアは付けにくいけど興味深い作品。

この事件も名前と凡その内容は知ってたけど詳しく知らなかった。

これが冤罪なのかどうかはわからないけど
この映画を見ると限りなく冤罪なんだろうなって思ってしまう。

ドキュメンタリーとドラマパートで構成されてるけどドキュメンタリー部分が面白いと言うか興味深いとこ。
村人の証言が変わったところ…
あの村人たちに良心はなかったのか?
顔出ししてトボけるとか今の時代なら出来ないような取材も面白かった。
面白かったと言うのは語弊があるけど…

再審請求を認めた裁判官と認めなかった裁判官…もうむちゃくちゃ。

なんか嫌な気分になる映画でした。
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