主人公が母からもらったピンクのシャツが全てを象徴していたと思う。最初のピンクのシャツを着ることを拒んだ主人公は、男社会で男性同僚にも引けを取らず活躍する、男社会での戦い方を身につけ男社会に適応してき…
>>続きを読む観ている私たちは傍聴人のようだった。
「知っている」ことを「実践できる」とは限らない。当事者になって初めて「知る」。作品を通しての経験は「擬似」でしかないかもしれないけれど、そこから想像を広げてい…
レイプされた女性の悲惨さを感情的に訴える、という点では成功してるし、だからこそ評判が良いのだろうけど、一つの演劇作品としてみれば凡作でしかない。
最終的には、立法に働きかけるべき話をなぜ司法の場で…
英国ナショナルシアター公演で一人芝居。法廷劇だと思って英語で鑑賞しても内容把握が抜け落ちそうだったので、日本語字幕を待って漸く鑑賞出来て満足。
日本ではまだまだ遅れている性被害についての法律整備や…
今回初めて、舞台劇をそのまま映像にした映画、しかも独り芝居の形式に触れました。観客としての集中力がかなり試される内容で、一人で10以上の役柄を演じ分ける俳優の技量に圧倒されました。セリフの量は膨大に…
>>続きを読む表現が重要で強烈なメッセージに従属することなく、逆にもなっていない。
ジョディ・カマーが1人で演じ切る意味の大きさ。全てを背負わされている感とか、孤独とか。
また実際の劇場や映画館での上映など彼女1…
アンコール上映に駆け込んで鑑賞。
主人公は有能な若手弁護士テッサ。レイプ事件の被告弁護人も務めてきた彼女だが、ある日彼女自身が性的被害を受けたことから現行法律の問題点に直面する。テッサを演じるのは…
絶対に勝てないと知っているけれど警察署に向かうあのシーンは本当に辛かったけど凄かった。
法は彼を裁けるのに、人が人を裁く、男性が作った今のシステムだと彼は裁けない。
被害者が立証しなくてはならな…
2022 NTLive Prima Facie ©️ Helen Murray