同じ星
分け隔てなく食べさせて、平等に期待しない。ちひろさん。
緩急はほぼない。131分ずっと、心地いい会話が続く。
笑っていてもどこか虚無感のあるちひろさんの表情と言葉のチョイスが好きだった。
…
人は嫌いじゃないけど執着しないし群れるのは好きじゃない
飄々として掴みどころがない女性のお話
ちひろさんに関する他の方のレビューを見たら
「人を被っている」と言っている方がいて
なるほど、と腑…
風俗嬢の仕事を辞めて海辺の小さな弁当屋で働く主人公の物語。大きな展開はなかったが、少しずつ輪を広げていって、最後の方でちひろさんの知り合いの方みんなでパーティをしているのが見ていてこっちも嬉しくなっ…
>>続きを読む有村架純にピッタリな役で感心した。こんな粋な元風俗嬢はいないし、店を辞めてからもコンテンツ化される存在なのかあと辟易する気持ちもあるが、まあ原作の時点からそうなので映画への批評として書くのは違うかな…
>>続きを読むちひろの周りはなにか妙に死が多いなって思いました。母親、ホームレス、鳥など物理的な死もあれば、オカジ、マコトの家庭環境、ちひろの空虚さなどの概念的な死だったり、ちひろの周りは死でいっぱいだなって思い…
>>続きを読む飄々としている女性が人の殻を破っていく話と思ってたけど、実際見てみたら自分の殻に閉じこもっている女性の話だった。
人間という箱の中にいる同じ星の宇宙人って、彼女が憧れた人なんだろうなと思う。
暖か…
©2023 Asmik Ace, Inc. ©安田弘之(秋田書店)2014