素晴らしかった。
ダンケルクを思い出した。
前世で自分が実際に体験した記憶を観ている感覚。それほどリアルで緊迫感があった。
どんなに小さい画面でも、どこで観ていたとしても、この作品を鑑賞している…
人類に対する諦めと安心を感じた。
立場や頭の良し悪しは関係なく、一様に合理性で生きられない不完全さを持った種族だなぁと思った。
だからこそ完全な悪も完璧な正しさもないのかな。争いは対岸の火事ではな…
個人的には1番最初の死亡した兵士の軍服を再利用して、新しく徴兵した兵士にその軍服を着せる過程のシーンである。
主人公パウルが前に来ていた人の名札を見つけた時の表情、今から戦場に行くという勇気、闘志…
また観たいとは思わないけど。一度は必ず観ないといけない映画。
侵略行為に対して何もせずに指を咥えているわけにもいかないが、その一方で第一次世界大戦の前線がどういうものだったのか、主人公の気持ちになる…
主人公の戦争に参加する前と後の表情の変わりようがすごい。
戦争に参加して殺し殺される場面を身近で感じてきたらPTSDとか起きちゃうのも頷けるくらいすごくリアルで酷かった。
プライドが邪魔するって理由…