ザ・トレンチ 塹壕の作品情報・感想・評価

「ザ・トレンチ 塹壕」に投稿された感想・評価

ロアー

ロアーの感想・評価

3.2
私の苦手な戦争映画です。
軍服姿のダニクレと18歳のウィショ君のためならと頑張って観ました。

でも実は「1917」観たことで、戦争映画への苦手意識ちょっと薄れてきてたりして。
今作は「1917」で描かれていた1917/04/06のおよそ1年前、1916/07/01の「ソンムの戦い」を描いた映画。2時間でおよそ6万の兵士が死亡したという歴史に残る悲惨な1日だったそう。

タイトルが「塹壕」ということもあって戦闘シーンは少なめ。塹壕でキャキャっとすけべ写真で盛り上がったりするも、先の見えない漠然とした不安に苛まれる一等兵たちの様子がメインです。戦いで死んでいった若い兵士たちが、本当にごく普通の青年たちだったということを強調してる作品でした。

「1917」の感想では官職がみんな推しって騒いでたけど、今作は一等兵に推しがたくさん。まずウィショ君、それからキリアン君にジェームズ・ダーシー、そして役職付ですが軍曹のダニクレ。

ダニクレとウィショ君、最初の方でウィショ君がダニクレに胸ぐら掴まれるぐらいで共演って感じでもないんですが、007の他は大体そんな感じなので、もう一緒の作品に出てれば共演ってことでいいんです、そういうことでいきましょう。

ダニクレはとにかく厳しい鬼軍曹でした。怒鳴ってる時の顔が近い。10cm離れてるか離れてないかでした。あの距離ではもうダニクレの瞳に見惚れる選択肢しかない気がします。怒られても全然頭入って来ないからダメです。
でも鬼軍曹と言いながら本当は優しいダニクレです。おぼっちゃま育ちの上官を励ましつつ、部下を叱りつつの中間管理職で、自分の命令に部下の命が左右されてしまうという厳しい立場で勇ましく頑張ってました。あっ、いちごジャムは私がもらってあげるからね。

そして、ウィショ君はまるきり天使でした。
仲間がショックを受けてるとみるやすぐに慰めてあげようとする戦場の天使だったんですが、みんなピリピリしてるので「放っておいてくれ!」と言われがちでかわいそうでした。
あっ、紅茶は私がもらってあげるからね。ダニクレのジャムとウィショ君の紅茶で、ロシアンティー作れるね。

それにしてもウィショ君、両手でマグを持つ姿とか、記念写真撮る時の猫背でちょこんと座ってる姿とか「帽子をとって」って言われてるのに旗を持つのに忙しくて脱げてないとことか可愛すぎてびっくりでした。ラストの座り方まで可憐でびっくりです。ペタンって!戦場でペタンって!
あんなのもう、森のかよわいバンビ撃つのと一緒だから、逆に敵も怯むんじゃない?(もしやそういう作戦?)
1917の予習として書籍の「八月の砲声」とともに観賞。題材のソンムの戦いは英仏両軍のドイツに対する攻勢で、一連の戦いで両陣営合計の損失が百万人、7月1日の戦闘では英軍だけで1日で20000人戦死という凄まじい会戦立ったようです。戦車が登場したのもこの戦い。
と思いきや基本的に塹壕でくっちゃべってるだけなので恐ろしく退屈。でも戦争ってこんな感じなのかな。毎日戦闘やってるわけではないですからね。しかし、下らない会話にも死の臭いが漂い続けるので緊張感はある。
人間ドラマとしてみれば面白い。殺しのライセンスを得る前のダニエルクレイグを見られます。
まあラストはぐっときたけどそれ以外はハマらんかった
ずっと塹壕のシーンでそれでいてリアリティのない照明とカット
ださださ
意表を突いた演出も予想できた
ダニエルクレイグがいいね。
盛り上がりは皆無
あの攻め方はヤバい。無駄死に。。
お勧めはしません
insomnia

insomniaの感想・評価

3.0
戦争映画は久しぶりに観ました
辛い気持ちしかないけど、役者さんとてもいい演技で良い映画でした、、 ずっしり、、。
1916年夏、第一次世界大戦のソンム。
7月1日のイギリス軍のソンム攻勢に待機する兵士たちの2日間を描く。

兵士の仕事の8割は待機することにある。

戦争映画では普通省略される、戦場での兵士の営み、塹壕を掘る、飯を食う、待ち続ける…。この映画は、そんな戦闘と戦闘の合間の、営みにフォーカスをしてる点で貴重である。

演出が少々ありきたりだったり、編集に違和感を感じる瞬間はあっても、俳優の熱演と塹壕という密室空間、ひたすらその瞬間を待つ若者たちの緊張が凝縮された1時間半だった。

敵兵の姿は捕虜にしたドイツ兵の若者だけで、戦闘シーンもほとんどない点では、「ジャーヘッド」の構成に似ている。
しかしながら、戦闘シーンが無くても、いやないからこそ、戦争の一面を切り取れているのではないでしょうか。
兵士たちの戦場での日常を描くことで、密度が高い映画であると感じさせる。
わさび

わさびの感想・評価

3.9
WWⅠに於けるソンムの戦いの開戦を目前に、塹壕で待機する英国軍兵士たちの数日間の模様を描いたドラマ。

本格的な戦いが繰り広げられるのはラストだけで、ほぼ全編薄暗い塹壕の中で只管待機、待機、そして待機の日々。
よって地味と言えば地味な内容だが、戦争というのはドンパチだけが全てじゃなし、これもまた戦争というもののリアルなのだろう。
待機期間が長すぎて少々だらけてしまう若い兵士達、その中で女性の話をしたり故郷の話をしたりして彼らの素顔が垣間見られたと思った瞬間、突然恐怖が襲ってきたりもする。そんな緊張と弛緩が上手い具合に繰り返される物語であった。

ただ、そういう独特なリアリティは良かったのだが、カメラワークや、見せ場の作り方などの演出があまり上手くなかったように思う。ドキュメンタリならこれでも良いが、結局のところ本作はフィクションなのだから、もう少し工夫が欲しかったところ。
また、「第一次世界大戦最大の会戦」だというソンムの戦いの全体像もわからなかった上、その規模も実感出来なかった点に、個人的には肩透かしを喰らった気分だった。

一方で、役者陣はなかなか見栄えがした。特にまだあどけなさを感じられる顔つきをしたキリアン・マーフィーやベン・ウィショーといった、現在第一線で活躍する俳優達の瑞々しい風情が見られたのが良かった。音楽も美しかった。
Mark

Markの感想・評価

2.5
塹壕だけの映画。
まさかこのオッサンが有名スパイになるなんて思いもしませんでした。
多くのイギリス人の犠牲者を出したソンムの戦いが舞台。

終盤まで、塹壕の中の鬱屈とした生活を写した作品。

場面的に、塹壕の雰囲気を描かれる映画はあるが、ここまで終始塹壕とは思っていなかった。

前に進むしかないイギリス人の突撃が、なんとも居た堪れない気持ちになった。
at

atの感想・評価

4.0
▼1/12/16鑑賞
塹壕で待つ、命令と死。軍曹クレイグ、冷たくも暖かい。中尉、ジュリアン・リンド=タット。ダメ人間っぽくて良かった。かわいいウィショーとキリアン。見えない敵、飛び交う銃火。スタンダード・サイズ。吹替誰だったんだ。
※DVD
※日本語吹替
※日本語字幕
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