ウィンター・ウォー/厳寒の攻防戦の作品情報・感想・評価

「ウィンター・ウォー/厳寒の攻防戦」に投稿された感想・評価

フィンランドとソ連の冬戦争を描いた作品。
貧弱なフィンランドと、物量で押してくるソ連の戦闘が生々しく描かれている。
ストーリーの中心は1つの部隊に進むが、終始立ち込める厭戦感や、少しずつ仲間を失っていく様が丁寧に描かれている。
停戦条約が結ばれた時の主人公の表情は安堵なのか、これまでも戦闘の無力感なのか。とても印象に残った。
zogli

zogliの感想・評価

2.7
原題TALVISOTA
冬戦争(フィンソ戦)の話
1939年11月30日に赤軍に侵攻されつつも独立を守り1940年3月には平和協定が結ばれた105日間の戦いについて、フィンランド軍第23歩兵連隊の軍事日誌と同連隊所属兵士の記憶に基づいて作製された映画

冒頭の音楽からすでに悲壮感溢れてるし、劇中も教会の鎮魂歌とかしか流れなくて辛い
夜に閃く機関銃の火花、砲撃の硝煙がたちこめる戦場の不良な視界、砲兵隊や戦車からの砲撃で倒れる森の木々、戦闘機からの銃撃、凍てつく大地に塹壕を掘りライフルで対抗するフィン兵達…ものすごーく地味なのだけど戦場描写が丁寧で誠実なのは評価したい
VFXじゃなく火薬使って爆破してるわけだし

応援を呼んでも来ないからこっちには対戦車砲すら無いのに向こうは空爆してくるし味方(赤軍兵)の死体を轢きながら進んでくる戦車の中隊+歩兵連隊とかでどう見ても戦力差があり過ぎるので絶望感半端ない
夜に向こうも穴掘って塹壕に侵入してくるとか、その塹壕で敵とまみえたら銃剣で殺せ!とかいつの時代の戦いだよWW1じゃねぇんだからよーとは思うのけど物のない前線はそうなるよね仕方ないよね…

ダバイダバーイ!ウラー!って叫びながら走ってくるソ連兵はひどい演技だし、敵味方ともに撃たれて死ぬ場面ではいくつかわざとらしい芝居のところもあるけど、戦場では脚ももげるし捕虜にとられそうになった赤軍兵がグレネードで自爆してバラバラになったり、砲撃にやられて千切れて小さくなった弟の遺体を運んだり、戦車からの火炎放射で丸焼けになったり…血で染まる雪原やそりで運ぶ味方の遺体とか含め死傷描写がなんだかものすごく気合が入っていてしんどい

辛い戦場と思いきや休暇とっておうち帰ってセックスしてる謎の余裕があったのはすごいというかフィンランド軍はオンとオフがしっかりしていた………の?
そしてしんどい描写に戻ったなーと思ったらいつの間にか条約締結したから休戦ね!みたいな唐突な虚無エンド

『俺の脚ってどうなってる?』『一本は残ってるさ』とかいう地獄みたいな会話とかフルチンサウナとかで笑っておくしかない

本来だと189分作品なのに日本語版は何故か2時間しか無いのなんでだよ?と思ったらオリジナル完全版とかいうやつがあるのね…しんどい戦場描写が続くだけなら観ないけど、あの夜に突然敵側に駆け出して行ってしまった(おそらく捕虜になった?)あいつがどうなったのかわかるなら観るかもしれない
あと、猫
mh

mhの感想・評価

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ただ単に寒いところの戦争の話だと思って再生。
はじまってすぐに冬戦争の話だとわかってパッケージ二度見。ウィンターウォーってそのままか。なんで気がつかなかった?
内容は冬戦争、タイパレの戦い(1939年12月6日ー27日)からモスクワ講和条約(1940年3月13日)までを再現。
見晴らしのいい雪原で繰り広げる塹壕戦は、圧倒的なエキストラ人数と、すごい量の火薬で、臨場感が半端ない。
伏せている間に、何度も爆風になぶられる描写は珍しい。またグロ表現も容赦ないので、人体損壊マニアは大喜びかも。
寒そうな描写がなかったのも面白い。雪原をソリを引いて走る馬かっこいいし、迷いネコもいた。ネコは人よりも土地につくという会話が良かった。
資材不足に陥ってるくだりがあったけど、ソ連軍こそ貧乏なイメージがある。実際のところはどうだったんだろう。
・(ソ連軍は)禁止されている弾を使っている。
・撃たれても向かってくる。ウォッカを飲んだんだ。
などのセリフもあった。旧日本軍も斬り込み前に酒を飲んだとのこと。神聖な儀式であると同時に痛み止めの意味もあったのかもしれない。
戦友が死んで、空を見上げるなど印象に残るいいシーン。
北欧映画の規定演技サウナに入るくだりもあったけど、1939年の時点でもうサウナの文化は完成していたんだなと変なところに関心。
冬季迷彩(白衣)の兵士をはじめ、馬に着せる白い馬着(ばちゃく)など、細部も良かった。
講和なってラグビーでいうノーサイドみたいな状態になってる両軍兵士たちを引きの画で捉える。それを見つめる兵士の顔のアップでエンドロールがめちゃかっこいい。
同じくフィンランド産の戦争映画「アンノウンソルジャー(2019)」の前日譚という見方も可能。
ストイックすぎてかえって面白い戦争映画。
tomo

tomoの感想・評価

3.2
なんとも言えない終わり方だった。
史実を知っていれば当然のことなのだけど。

人海戦術って人道的に最悪だけど敵目線で見るととても怖い。無力感感じてしまう。
塹壕戦も入り乱れてて迫力あった。

派手なエピソードはないけど一戦一戦小競り合いがあるたび亡くなっていく。助かって欲しいと思って見てた。
家族が合間合間に出てきてたからかな。
口笛とか爆発の繰り返しとかの情緒的?な場面も確かにあって、そこはあまり入り込めなかったな。
あとサウナ。こんなときでも。。って思ったけど、でも日本のお風呂と同じと考えれば納得。
さっ

さっの感想・評価

-
台詞や銃後描写はいささか生硬だが戦闘シーンはすごく良かった。実弾かと疑うほど曳光弾の軌跡がはっきり見えるのが一番良かった。至近距離に着弾したり空から落っこちる爆弾がちゃんと見えたり、爆風の演出もリアルだった。勝ち戦だけど貧乏度、絶望度高し
しゅ

しゅの感想・評価

3.2
なかなか新鮮な戦争映画だった。
兵士たちの何気ない会話から冬戦争に際したフィンランドや周辺諸国の対応を窺い知れたり、予備役部隊を物語の中心に据えていたり。そしてやっぱり戦地だろうがロウリュウは欠かさないフィンランド軍。宗教描写がたびたびあり、戦う兵士がすがるものはどこの国でも同じなのかなーというのを再認識。

ただ(これは文句を言ってはいけないことだけれど)、最近の戦争映画を観た後だとどうしても戦闘シーンの迫力や兵士の動き、カメラワークには不満を覚えてしまう。また戦術的な側面が不透明で、なんのための突撃なの?とか観てる側は置いてけぼりにされがち。まあ前線の一兵卒なんてそんなもんかもしれないけど。それとヒューマンドラマ要素が少し冗長に感じてしまった。

スオミ KP/31がバチクソ活躍してる姿を見れたり、ラハティ・サロランタ M/1926などレア銃器が出てきてくれたり、モロトフ・カクテルのデビュー戦が見れたりするのでマニアは垂涎です。
shuriring

shuriringの感想・評価

3.3
フィンランドと歴史好きには興奮が止まらない戦争映画
ノンフィクション対ソ戦が描かれているかと思いきや、意外と登場人物の心情も描かれてて面白かった
あと北欧の方々の顔が綺麗
継続戦争について知るために、歴史映画的観点で期待していたのだが、思った以上にヒューマンドラマチックな内容だった。しかし、戦争映画としては面白かった。
YUTA

YUTAの感想・評価

3.5
ひたすらソ連とフィンランドが戦争する。
僅かなフィンランド兵に対し、ソ連兵の大軍がやってくるシーンは絶望的。
おりこ

おりこの感想・評価

3.2
フィンランド対ソ連の冬戦争を描いた映画。こんな戦いもあったんだなと。日本軍よろしくバンザイ突撃的なソ連だが、物量あってこそだよねー。終わり方が中途半端ぽいけど、あれで充分!尚、登場人物は覚えなくてもそんなに問題なかった。
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