夏に観るにはぴったりなA24らしい映画。
なかなか高評価な作品だけど個人的にはそこまで刺さらなかった。
だけど後からジワジワとくる感じは嫌いじゃない。
とにかく父親カラムが終始危うい雰囲気を醸し出し…
誰かのことを分かったつもりになっていても、それはほんの一面に過ぎない。「すべて」など分かり得ない。
そのコミュニケーションの限界を胸が張り裂けるほどの孤独と哀しみと後悔とで描く、苦しい作品。
記…
ノスタルジックで沁み入るような映像は、潮と日焼け止めの香りが漂ってきそうだった。ソフィの大事な想い出を追体験するようで、散りばめられた謎な部分を考え始めると辛い、、余白が多いので色々な解釈や見方が出…
>>続きを読む離れて暮らしていた父・カラムとふたりで過ごした20年前の夏。ビデオテープに残る記録と記憶の断片を手繰り寄せ、あの"忘れられない夏"を回顧する。当時の父と同じ年齢になった私に残る後悔とまばゆく美しい情…
>>続きを読むソフィのキャラクターがいい。
親のことを気遣える早熟な少女でありながら、大人にはない純粋さを持ち合わせている。
その純粋さが父親にとっては嬉しいけれど、重荷にもなっているというのが、よくできてるなあ…
「大人になればわかる」と「子どもにしかわからない」が交錯する。
父親を理解し、愛したい娘。
不器用な愛に気づくほどの経験はなく、ただバカンスの思い出として解釈する。
どこまでを打ち明けるべきか、娘が…
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