「晩春」をアレンジしたような映画。
笠智衆と原節子の父娘が原節子と司葉子の母子に置き換わった感じ。母想いの娘と母の間にはどことなく百合の香りが漂う。
岡田茉莉子がいつもの杉村春子の役回りで大活躍。
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晩春のセルフリメイクとも続編とも取れる作品。
時は流れ原節子は娘から母へ。親父たちの威厳は薄れ女性たちは快活に躍動する。
隠喩が多用された前作に比べ、直接的でコメディテイストな作風だが、ラストの原節…
何度目かの鑑賞。小津映画で原節子が初めて母親役を演じたカラー作品。1960年。「彼岸花」同様、里見弴の原作をもとにシナリオが作られた。「晩春」の父娘を母娘に置き換えている。全編にさりげなく露骨なシモ…
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こちらも映画館で鑑賞。どのキャラクターもよく、未亡人の結婚や、娘の結婚等、家族の在り方を描かれる。本作は3人のおじさんたちが物語をかき回すどうしようもない人達なのだ。そのため、コメディ感が強く面白く…
>>続きを読む松竹株式会社